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演じる前は、調べれば調べるほど、素晴らしい功績を幾つも残した人だと分かり、「こんなすごい人を演じるのか」と思っていました。でも、実際に台本を読み、お芝居をしていく中で、当時の「世の中を変えなければ」という若い人たちのパワーは、栄一さんだけでなく、みんなすごいものがあったんだなと。栄一さんの周りにも、慶喜さんや(平岡)円四郎(堤真一)さんなど、スターがたくさんいますし。栄一さんはそういう環境の中で、その人たちが時代の波に飲まれていく瞬間や、何かが終わって何かが生まれる瞬間をずっと見てきたわけで、いろんな人にいろんなものをもらってきたんだろうなと。
正直、最初に「渋沢栄一さん」と聞いたときは「一万円札になる人」ぐらいの認識しかなかったんです。でも、お芝居をしていく中でどんどん見え方が変わってきて、やっぱり人は一面じゃないんだなと痛感しました。大河ドラマの主人公というと、織田信長など有名な武将が人気で、僕自身もそういうヒーローに対する憧れはあります。でも今回、栄一さんを演じられたことは、誰もが知る戦国武将を演じるより、僕にとっては何倍もうれしいことでした。
(取材・文/井上健一)
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