【インタビュー】映画『エターナルズ』 キンゴ役日本版声優・杉田智和「常に別の未来やリスクを考えて活動しています」

2021年11月25日 / 06:18

 アベンジャーズに続く、新たなヒーローチーム・エターナルズ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)後の世界を舞台に、10人のヒーローが人類の危機へ立ち向かう映画『エターナルズ』が全国公開中だ。本作で、映画スターの顔を持つ陽気な戦士・キンゴ(クメイル・ナンジアニ)の日本版声優を担当した杉田智和にキンゴの魅力や声優としての考えなどを聞いた。

キンゴの日本版声優を担当した杉田智和

-今回、杉田さんが演じたキンゴの第一印象を教えてください。

 初めて映像を見たときに、キンゴについては、“華やかな世界にいる明るい男”という印象を受けました。ただそれだけではなくて、仲間たちと意見が対立したとき、場の空気が重くよどんだときに、彼はその場の空気が軽く、明るくなるような発言や立ち居振る舞いをしているんです。そんなさりげない心遣いができる男だと思いました。

-もし、杉田さんが究極の選択を迫られたとしたらどのような行動を取るのでしょうか。

 自分は何かを選択するとき、常に別の未来やリスクというのを想像しながら活動しています。そういったことを想定しておかないと立ち回れないかなって思います。挑戦することへのためらいや、失敗することへの恐怖というのは日に日に増してきていて、それでも失敗しないためにはどうしたらいいかと。うまくいかなかったときの自分を想像できないと、自身の選択が納得いかないものになってしまう、というのは声優の道を志したときから思っていました。

-デビュー前から現在までということは、随分長い期間考えているのですね。

 例えば、夢がかなわなかったときの自分を想像できないと、人生で挫折を経験する役がきたときにどうやって演じたらいいのか分かりません。うまくいかなかったときや、自分の選択とは異なる未来も想像できないと自分の仕事は成り立たないと思っています。役者を続けられなくなったとしたら、地元に帰って何をするか、常に考えていた時期があったのですが、それが役作りに生きたこともありました。

-これまでの経験で役に立ったことを具体的に教えてください。

 アルバイトの経験です。僕は、昔工場でアルバイトをしていたんですけど、たまたま同じようにキャラクターが工場で働くシーンを演じることがありまして。そのときの経験が役に立ちました。

 
  • 1
  • 2

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

中川大志、三谷幸喜の最新作は「現代にも通ずる、過去の出来事として片付けられないもの」を描く PARCO PRODUCE 2026「アメリカン・ドリーム」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年8月8日

 三谷幸喜が長年温めていたテーマを豪華キャストで描く、渾身(こんしん)の書き下ろし新作舞台「アメリカン・ドリーム」が8月15日からPARCO劇場で上演される。本作は、1940年代後半のアメリカを舞台に、反共産主義に基づく“赤狩り”によって告 … 続きを読む

【K-POPもKドラマも深読みしたら韓国が見えた】#韓国人はなぜ「呼称整理」をするのか、「脱出おひとり島」が映す韓国社会

2026年8月7日

 K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む

福原遥「自分の大切な人を大事にして生きていこうと思いました」【インタビュー】『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』

映画2026年8月6日

 大ヒット映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編にして完結編『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』が8月7日から全国公開される。前作に続いて主人公の百合を演じた福原遥に話を聞いた。 -始めに、前作『あの花が咲く丘で、君とま … 続きを読む

【映画コラム】7月の公開映画から

映画2026年8月3日

「トイ・ストーリー5」(7月3日公開)★★★ おもちゃを取り巻く“変化”を描く  持ち主の少女ボニーの成長を見守ってきたカウガール人形のジェシー。だが、タブレット端末「リリーパッド」の登場で、ボニーは画面の世界に夢中になり、おもちゃと遊ぶ時 … 続きを読む

「ConChu!」が大昆虫展アンバサダーに就任! ハロプロ研修生から羽化した4匹たちの、その先とは

インタビュー2026年7月31日

 夏休みの人気イベント「大昆虫展 in 東京スカイツリータウン(R)」のアンバサダーに、杉原明紗(モーニング娘。’26)、長野桃羽(アンジュルム)、西村乙輝(つばきファクトリー)、相馬優芽(ロージークロニクル)による特別ユニット … 続きを読む

page top