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僕は「この信念に基づいて生きています」と胸を張って言えるような信念はないです。ですが、逆に、ないからこそ、いつでもどんなものにも適応できるのかもしれないとも思います。だからこそ、崩れることを恐れない自分でいられる。その中で確立されていくものもきっとあるんだと思います。俳優という仕事は、周りの人が持つイメージで、勝手に“自分”が固められていくものなので、自分自身が「このイメージだ」と決めなくてもいいんじゃないかなとも思います。それは成り行き任せという意味でなく、どんな人物にもなれるように、その準備を常にしておくことが大事なんだと思っています。
本作のキャッチコピーにもありましたが、「さみしくてしんどい夜に生き抜くための賛歌」という言葉がぴったりな作品です。どんな年齢でも、どんな環境に生きていても、きっとどんな人にも、どこかで何かが刺さる映画だと思います。前を向かせてくれたり、深く息ができるようになる作品だと思うので、ぜひ劇場に足を運んでいただけるとうれしいです。
(取材・文・写真/嶋田真己)
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舞台・ミュージカル2025年7月3日
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映画2025年7月3日
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