エンターテインメント・ウェブマガジン
原作・武論尊、漫画・原哲夫による伝説的コミックス『北斗の拳』がミュージカル化され、12月に上演される。原作コミックスは、最終戦争により文明社会が失われ、暴力が支配する世界となった世紀末を舞台に、北斗神拳の伝承者・ケンシロウが、愛と悲しみを背負いながら救世主として成長していく姿を描く。今回のミュージカル化では、音楽をフランク・ワイルドホーンが書き下ろし、演出を石丸さち子が担当する。主人公のケンシロウを演じる大貫勇輔に、本作に懸ける思いや公演への意気込みを聞いた。
最初は聞き返してしまったぐらい驚きました。「北斗の拳」をミュージカル化するということもそうですし、僕がケンシロウを演じるということも、本当に驚きの連続で…二つ返事で「やらせてください」と言ったものの、本当に僕にできるんだろうかと不安や恐怖がありました(笑)。
そもそも原作では、ケンシロウは寡黙な男で、しゃべるよりも行動で示す人物というイメージがあったので、歌い踊るとどうなるんだろうと思っていたんですが、いざ本読みをしたら、音楽が流れてケンシロウが歌い、しゃべると、もしかしたらケンシロウは心の中ではそんなことを思っていたのかもしれないと感じました。それは、ミュージカルならではだと思います。やっぱり音楽の力はすごいなと思いましたし、ケンシロウはそういう気持ちだったのかもしれないと納得させられました。ミュージカル化は原作ファンにとっても、新しい気付きや新しい面白さを感じていただけると思います。
漫画では、流れるように闘いのシーンが進んでいきますが、今回は、キャラクターの心の内が歌になっているので、「そういう思いを持っていたのかもしれない」と気付かされるシーンが入っています。ラオウが最後の闘いに挑むシーンも、ラオウの孤独や悲しみ、なぜそうなってしまったのかということが、歌で吐露されることによって、原作よりもより具体性を持って描かれています。音楽の力を借りて、キャラクターそれぞれの個性や、彼らが選択してきた愛、正義、悲しみがよりはっきりと見えてくるように思います。
非常に人気のある原作だけに、ケンシロウのイメージを皆さんが持っていると思いますので、それを裏切らずに、その上で、大貫勇輔がケンシロウをやる理由を見つけられたらと思います。ケンシロウの物まねではなくて、そこにいかにリアルにケンシロウを存在させられるかが大きな課題です。筋肉をつけて体作りをするというのはもちろんのこと、ケンシロウがどんな人生を送ってきたのかという人間像をこれからもっと深く掘り下げていきたいと思っています。
(取材当時)まだそれに関しては稽古前のため、僕自身も分からないんです。ただ、もちろんそういったシーンもたくさんあると思います。闘うように舞うのか、舞うように闘うのかも分かりませんが、僕自身は“ダンサーが闘っている”のではなく、しっかりとした“闘い”も見せたいと思っています。そのために、2月から空手も始めました。格闘技で学んだ殺陣のキレを大切にしたシーンがあったり、ダンサーである僕らしい要素も足した踊りのシーンがあったりと、そこは分けて考えて、どちらもお見せできたらと思っています。
この作品に出演が決まったときからトレーニングは始めていて、今年の初めからはパーソナルトレーナーを付けて本格的なトレーニングをしています。週2回はトレーニングをしているので、毎日、筋肉痛という生活です(笑)。増量期もあれば減量期もあるので、その時々で体重は増減していますが、最終的な理想は74〜5キロ。トレーニング以前の70キロぐらいの体に、筋肉を4キロプラスした体がいいのではないかなと思っています。
映画2026年11月5日
29歳のイラストレーター・神名(かんな・松岡茉優)は、仕事もプライベートも順調に見えるが、実際は人生に行き詰まりを感じ、不毛な恋愛に逃げる日々を過ごしていた。そんなある日、神名は大学時代の先輩である男ともだちのハセオ(成田凌)と7年ぶりに … 続きを読む
映画2026年11月3日
東京に初めて結成された身体障害者野球チーム「東京ブルーサンダース」創設の実話に基づく奇跡の物語『4アウト ─もう一度、プレイボール─』が、11月6日から全国公開となる。 戦力外通告を受け、失意の日々を送っていた元社会人野球選手の矢上雄一 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年10月31日
山崎育三郎が主演するミュージカル「ファインディング・ネバーランド」が2027年1月8日から上演される。本作は、ジョニー・デップ主演で2004年に公開された映画『Finding Neverland』(邦題『ネバーランド』)を元に作られたミュ … 続きを読む
映画2026年10月31日
「ディスクロージャー・デイ」(10月1日公開)★★★★ 宇宙人の存在を知った人類は… 地球外生命体を巡る秘密と、その開示に迫るスティーブン・スピルバーグ監督のSFサスペンス。「未知との遭遇」から約50年。宇宙からの来訪者を描いてきた監督が … 続きを読む
映画2026年10月30日
1983年に公開されるや否や観客の熱狂的な支持を集めた『竜二』。直後に主演・脚本の金子正次が急逝したことも重なり、伝説的作品として時代を超えて語り継がれてきた。その伝説が、新たに『RYUJI 竜二』として令和の現代によみがえる(10/30 … 続きを読む