【インタビュー】映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』内藤秀一郎「仮面ライダーとスーパー戦隊の歴史の重みを感じました」駒木根葵汰「2人で変身するときは、気合が入りました」

2021年7月21日 / 07:30

 仮面ライダー50周年、そして、スーパー戦隊45作品目を迎えた今年。半世紀に及ぶ歴史を誇る二大スーパーヒーローのダブルアニバーサリーを記念した映画『セイバー+ゼンカイジャー スーパーヒーロー戦記』が7月22日から公開される。本作では、現在テレビ放送中の最新作「仮面ライダーセイバー」と「機界戦隊ゼンカイジャー」が夢の共演。映画の公開を前に、「仮面ライダーセイバー」の主人公・神山飛羽真役の内藤秀一郎と「機界戦隊ゼンカイジャー」の主人公・五色田介人を演じる駒木根葵汰が、長い歴史を受け継ぐスーパーヒーローとしての思いを語り合った。

内藤秀一郎(左)と駒木根葵汰

-まず、互いの作品に対する印象をお聞かせください。

駒木根 明るくてシンプルなお話の「機界戦隊ゼンカイジャー」とは正反対で、「仮面ライダーセイバー」はせりふが多いし、台本を深いところまで読み込まないといけないので、「大変そうだな…」と思っていました。今回の映画の台本も、僕らはシンプルなせりふが多いのに、内藤くんのシーンは漢字が多いし、せりふは長いし…(笑)。でもその分、それをやってきた内藤くんのことは、すごく尊敬しています。

内藤 僕も葵汰くんを尊敬しているよ。「機界戦隊ゼンカイジャー」は、素顔ではなく(スーツアクターが演じる)キカイノイドとのお芝居が多いので、きっと大変だろうから。葵汰くんの役柄も「仮面ライダーセイバー」にはいない元気なキャラクターだけど、本人が元気いっぱいなので、すごく合っている。あのテンションをずっと保ち続けるのは、僕には無理(笑)。

-そんなお二人が、今回、共演してみた感想は?

内藤 「葵汰くんはやっぱり五色田介人だな…」と。具体的に「ここが」とは言いづらいんですけど、目線や表情、動きが、やっぱりスーパー戦隊。しかも、普段は元気いっぱいなのに、一緒に変身するシーンではバシッと決める。僕の方が先輩だけど、「カッコいいな」と思って。

駒木根 僕も内藤くんの変身を初めて間近で見て、「やっぱり仮面ライダーはカッコいいな」と思いました。何より、僕と内藤くんの後ろにたくさんのヒーローが勢ぞろいする場面では、「先輩たちの存在を、しっかり背負っていかないと」という覚悟が、横にいてすごく伝わってきました。もちろん、そういうものは僕にもありましたから、2人で並んで変身するときは、テレビシリーズとは違った気合が入っていたと思います。

内藤 あと、葵汰くんはアドリブがものすごく多いよね(笑)。「仮面ライダーセイバー」はシリアスなシーンが多いので、アドリブはあまり入れられない。でも今回、葵汰くんと共演してみたら、アドリブをバンバン入れてくる。それを見て、「すごい!」と。

駒木根 そこは、それぞれの作品のカラーだよね(笑)。

-この映画には多数の歴代ヒーローが登場しますが、それを踏まえて、それぞれスーパーヒーローについて改めて思いを巡らせたことはありますか。

内藤 仮面ライダー50年分、スーパー戦隊45作品分の重みを改めて感じました。自分が子どもの頃に見ていた仮面ライダーやスーパー戦隊もいましたし、この映画を見た子どもたちにとって、僕たちはこれからずっと心に残るヒーローであり続けるわけです。だから、これからもしっかりと努力し、僕自身、子どもたちが自慢できるヒーローでありたいな、と。藤岡弘、さん(仮面ライダー1号/本郷猛役)と共演するシーンでは、藤岡さんが登場した直後に語る一言に、ものすごく感動しました。

駒木根 これだけたくさんのヒーローがいれば、それぞれのヒーローの形があります。その歴史を踏まえた上で、今の時代に合わせて新しい要素を盛り込んでいるのが「機界戦隊ゼンカイジャー」です。だから、「秘密戦隊ゴレンジャー」(75~77)から始まるスーパー戦隊の歴史をリスペクトしながら、今までとは一味違うヒーローの形を、この1年を通して作り上げられたら…と。その結果、今の子どもたちにとってのヒーローになれたらうれしいです。

-「仮面ライダーセイバー」は、間もなくテレビシリーズもクライマックスを迎えますが、「仮面ライダーセイバー」を卒業する内藤さんに、駒木根さんから贈る言葉は?

駒木根 この現場に入ってみて、皆さんにヒーローをお届けするまで、ものすごくたくさんの方が努力されていることを、僕は初めて知りました。それを1年間続けるのがどれほど大変なことか。クオリティーを落とさず、皆さんにお届けするために、僕らとスタッフが一丸になって命を込めてやっています。だから、それを1年間やってきた内藤くんには、「お疲れさま」としか言いようがありません。本当にお疲れさまでした!

内藤 ありがとうございます。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

内野聖陽、念願のリア役にかける思いとは 「リア王 -KING LEAR-」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年7月17日

 シェークスピア四大悲劇の一つ「リア王」が内野聖陽の主演で9月21日から上演される。舞台、映画、テレビと各方面で活躍し、硬軟・老若を問わず多彩な役柄を演じ分ける実力派の内野。ドラマ「ゴールドサンセット」の劇中劇で「リア王」を演じた経験と熱い … 続きを読む

唐田えりか「染谷将太さんのお芝居が衝撃的でした」コンビニ店を舞台にした異色ホラーで初共演『チルド』【インタビュー】

映画2026年7月16日

 カンヌ国際映画祭に出品された『寝ても覚めても』(18)やNetflixの「極悪女王」(24)で注目を集め、今年も『恋愛裁判』、『モブ子の恋』など出演作の公開が相次ぐ唐田えりか。常に挑戦を続ける彼女の最新作が、コンビニ店を舞台にした異色ホラ … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第26回「信長を笑わせろ!」 人間ドラマと華やかなエンターテインメントが一体になった大河ドラマならではのエピソード【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年7月10日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。7月5日放送の第26回「信長を笑わせろ!」では、小 … 続きを読む

花總まりがアガサ・クリスティに 失踪の謎を追うミュージカル「AGATHA(アガサ)」で「ミステリーの世界を体感していただけたら」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年7月9日

 イギリスを代表する推理小説家で“ミステリーの女王”と呼ばれたアガサ・クリスティが失踪した実話を元にしたミュージカル「AGATHA(アガサ)」が7月18日から上演される。本作は、アガサ・クリスティが失踪した11日間の謎を追う物語。現在(19 … 続きを読む

【K-POPもKドラマも深読みしたら韓国が見えた】#セブチを見ていると分かる、韓国の年齢の不思議

2026年7月8日

   K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り … 続きを読む

page top