エンターテインメント・ウェブマガジン
熱海五郎一座「Jazzy(じゃじぃ)なさくらは裏切りのハーモニー ~日米爆笑保障条約~」が5月30日から、新橋演舞場で上演される。本作は、“東京の笑い”を継承すべく、2006年に三宅裕司を座長として旗揚げした「熱海五郎一座」の新橋演舞場シリーズ第7弾。20年6月に上演予定だったが、新型コロナウイルスの影響を受けて中止となった。今回は、三宅をはじめ、渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博、深沢邦之といった一座のメンバー、そしてゲストの紅ゆずる、横山由依ら、中止公演に参加予定だったキャストが再集結。太平洋戦争終盤のサンフランシスコを舞台に、連合国と日独の戦いに翻弄(ほんろう)される日系ミュージシャンの姿を、笑いと音楽と感動たっぷりの物語で描く。横山に、久しぶりの舞台公演への意気込みや本作の見どころを聞いた。
昨年、中止になってしまったときにすごく悲しかったので、今年上演できると決まってうれしかったです。この作品では、私はジャズバンド「ザ・ツインズ」のメンバーという役どころなのですが、昨年、中止が決まったときには、すでにバンドの練習もスタートしていたんです。なので、余計に絶対にもう一回という思いが強くあったので、公演が決まったときは心から喜びました。
お互いに「元気でしたか?」って(笑)。やはり、こういったご時世なので、皆さんが健康で元気でいるかなというのは、私もすごく気になっていたんです。同じように三宅さんたちも気にしてくださっていたと聞き、うれしかったです。
物語のキーとなる人物なので、明かせないところばかりで、こういう人物ですと説明するのが難しいんです(笑)。ただ、私にとって初めての挑戦となる役です。座長は「2倍大変な役」だとおっしゃっていました。いろいろと勉強しなくてはならないことも多く、大変だとは思いますが、楽しみでもあります。
ドラムをやります。昔、ドラムを習っていたことがあるのですが、そのときはロックやポップスだったので、今回のジャズドラムとはたたき方が違ったんです。なので、スティックの持ち方から三宅さんに教えていただきました。ジャズはすごく難しいですが、バンドも楽しく練習しています。
物語においても重要な役どころでもあるので、想像力を膨らませて演じていけたらと思っています。それから、私にとっては喜劇を舞台でやらせていただくのが初めてなので、そういう意味でも思い切って演じたいと思います。三宅さんが「本番をやりながらも、お客さんの反応を見て変えていく」とおっしゃっていたので、私も臨機応変に対応していけたらと思っています。きっといつもの自分とは違う一面も見せられると思います。
もちろん、どちらも大好きなのですが、AKB48に加入してから今年で12年目になるので、グループの中でのルールや、そこでの常識が無意識に染みついている部分はあると思います。なので、こうして舞台に出演して、さまざまな方と関わることで、自分の新しい可能性が見えてくるように思います。これまで自分で制限をかけてしまっていたんだなとか、もっと自由にやっていいんだとか、自分自身が楽しんでやることが大事なんだとか、自分に足りない部分がどんどん見えてくるんです。アイドル歴が長くなってくると、アイドル活動の中で悔しいと思う瞬間が、初めの頃より減ってくるんです。でも、舞台では学びばかりなので、たくさん貴重な経験をさせていただけます。今回の舞台はベテランの方ばかりなので、特に楽しみです。
ドラマ2025年8月17日
TBSでは毎週日曜夜9時から、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」が放送中。富士屋カツヒトによる連載漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(ゼノンコミックス/コアミックス)を原作に、「コウノドリ」シリーズ(TBS系)の坪田文が脚本を手 … 続きを読む
ドラマ2025年8月16日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。本作で蔦重の妻・ていを演じているのは、今回が4度目の大河ドラマ出演で … 続きを読む
映画2025年8月15日
『鉄コン筋クリート』(06)、『海獣の子供』(19)を始め、個性的なアニメーションを次々と送り出してきたSTUDIO4℃。その最新作が、アンデルセンのおとぎ話『人魚姫』をベースに、人間の青年・ステファン(声:鈴鹿央士)と人魚王国のお姫さま … 続きを読む
映画2025年8月14日
ラッセル・クロウとリアム・ヘムズワースが共演し、戦場で孤立した若手軍曹と、彼を後方から支援する無人戦闘機のベテラン操縦官の闘いを活写したサバイバルアクション『ランド・オブ・バッド』が8月15日から全国公開された。米海軍全面協力のもと、入念 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月14日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼みなさん、こんにちは 日本の伝 … 続きを読む