【インタビュー】舞台「喜劇 お染与太郎珍道中」八嶋智人 演劇は「人間らしく生きるために必要」

2021年1月26日 / 08:00

-八嶋さんは、コロナ禍での演劇の意義、存在価値をどう考えていますか。

 生きるのに必要か、必要じゃないかと聞かれれば、必要ではないかもしれません。ただ、人間らしく生きるために必要だと僕は思うんです。なので、僕はやります。それと同じ思いの人に集まっていただけたらそれでいい、としか今の僕には言えません。覚悟は持って臨んでいます。

-公演を楽しみにされているファンの方々にメッセージを。

 状況がどうなるかは分かりませんが、僕らは粛々と準備をして、真面目に面白いことを一生懸命作っています。三木のり平さんたちが、面白い作品にしよう、お客さんを楽しませようとされていた「イズム」を僕らも踏襲し、たくさんの方のお力をお借りして作り上げているところです。お客さまは“仲間”です。ぜひ、そんな僕たちを助けに来てください!(笑)。お待ちしております。

(取材・文・写真/嶋田真己)

「喜劇 お染与太郎珍道中」

 「喜劇 お染与太郎珍道中」は、2月1~17日に都内・新橋演舞場、2月21~27日に京都・南座で上演。
公式サイト https://www.shochiku.co.jp/play/schedules/detail/enbujyo_202102/

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

オダギリジョー「麻生さんの魅力を最大限引き出そうと」麻生久美子「監督のオダギリさんは『キャラ変?』と思うほど(笑)」『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』【インタビュー】

映画2025年10月17日

-豪華キャストが生き生きとコメディーを演じているのが「オリバー」の人気の理由ですが、そういうアイデアは、現場で出演者の皆さんから出てくる部分も多いのでしょうか。 オダギリ みんなで楽しもう、という雰囲気はあるとは思うんですが、コメディーって … 続きを読む

【映画コラム】初恋の切なさを描いた『秒速5センチメートル』と『ストロベリームーン 余命半年の恋』

映画2025年10月17日

『ストロベリームーン 余命半年の恋』(10月17日公開)  病弱な体のため、学校にも通えず毎日独りで家の中で過ごしてきた桜井萌(當真あみ)。彼女のひそかな夢は、自分の誕生日に好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという、6月の満月 「ストロベ … 続きを読む

大谷亮平「お芝居の原点に触れた気がした」北斎の娘の生きざまを描く映画の現場で過ごした貴重な時間『おーい、応為』【インタビュー】

映画2025年10月16日

-そうやって出来上がったふわふわとした初五郎の存在が、対照的に絵の道を極めようとする北斎親子の生きざまを際立たせている印象です。北斎親子についてはどのような印象を持たれましたか。  2人とも自分の意志を曲げないので、ことあるごとにぶつかり、 … 続きを読む

黒崎煌代 遠藤憲一「新しいエネルギーが花開く寸前の作品だと思います」『見はらし世代』【インタビュー】

映画2025年10月15日

-団塚監督の印象は? 遠藤 出来上がった映像を見て、びっくりしました。予想だにしないアングルがあったり、編集にも想像がつかないような斬新さがあって面白かった。監督は、撮影中に何か言う時も、この若さでと思うぐらいとても適切でした。言うことが全 … 続きを読む

草なぎ剛「今、僕が、皆さんにお薦めしたい、こういうドラマを見ていただきたいと思うドラマです」「終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-」

ドラマ2025年10月14日

-日々の撮影を乗り切るリラックス方法、元気と健康の秘訣(ひけつ)は?  食事、睡眠、運動にはもちろん気を遣っています。ただ大事なのは、心の持ちようだと思います。「5時間しか寝ることができなかったじゃなくて、5時間も寝ることができた」とかね。 … 続きを読む

Willfriends

page top