【インタビュー】『記憶の技法』石井杏奈「自分も華蓮と一緒に旅をした気分になって、自然と成長していけたと思います」

2020年11月26日 / 06:00

-柄本時生さんとの共演はいかがでしたか。

 柄本さんは、現場の雰囲気が変わるぐらい、役になじまれていて、本当に金魚屋のお兄さんがそこに存在しているような気がしました。柄本さんのお芝居を受けることで、感情が変わっていくことが多かったので、どんどん上がらせていただいている感じがしました。自然に寄り添ってくださる、とても優しい方という印象が強いです。

-最後に、この映画の見どころや、アピールポイントをお願いします。

 今、コロナ過の中で、ネガティブな感情があふれていると思いますが、この映画を見ると、とても前向きになれると思います。ネガティブなことですら包み込んでくれて、優しく温かく送り出してくれる感じがします。ディープな題材ではありますが、最後は自分の心を強くしてくれるような作品なので、真っ白な気持ちで見てほしいです。

(取材・文・写真/田中雄二)

(C)吉野朔実・小学館 / 2020「記憶の技法」製作委員会

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