【インタビュー】映画『アンダードッグ』森山未來、勝地涼「この映画が、皆さんの背中を押せるようなものになればいいと思います」

2020年11月20日 / 12:00

-武監督はどんな印象ですか。

勝地 撮影現場での武監督の盛り上げ方や気合の入れ方は、ただピリピリしているだけではなくて、スタッフさんをはじめ、エキストラさんも含めて「みんなで作っています」という空気感があったので、どんどんボルテージが上がっていく感じがしました。

森山 武さんは、もちろん素晴らしい監督ですが、超一流の助監督でもあるんです。名だたる監督の下で、撮影を押し通し、絶対にこの現場を成立させるという強さを発揮して、ブルドーザーと呼ばれていたらしいです。だから、今回も何百人もいるエキストラの方を盛り上げていましたが、普通の監督はそんなことはしません。でも、それを率先してやっていました。血が騒いでいるのは間違いないのですが、それが彼の技術だと言えるのかもしれません。僕らにしても、うまく盛り上げられているとはいえ、それがあるとないとでは全く違いますから。

-最後に、映画の見どころと観客に一言お願いします。

森山 この映画はボクシングを題材にしてはいますが、それだけを描いているわけではありません。例えば、日常生活の中でも「アンダードッグ=負け犬」のような状態になることや、立ち上がりたくてもそうはできないことがあると思います。ですから、この映画が、そうした感情から脱するために、背中を押すような、きっかけを与えられるようなものになればいいと思います。

勝地 ほとんどの人が「こんなはずじゃなかった」と思いながら過ごした経験があると思います。特に今はコロナのことがあって、つらい思いをしている方もたくさんいると思います。僕自身も、この映画に勇気づけられた部分があるので、この映画が、少しでも皆さんの背中を押せるようなものになればいいと思います。

(取材・文・写真/田中雄二)

(C)2020「アンダードッグ」製作委員会

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

香川照之「僕の中では6人全員にモデルがいました」「連続ドラマW 災」【インタビュー】

ドラマ2025年4月4日

-なるほど。  でも、同一性というのは非常に厄介で、これは本当に同じ人なのかという疑問を持つわけです。本当は同一人物じゃないけど、それをメタファーとして見せているだけなのかもしれないし、もっと高尚に考えれば、その存在自体が本当にいるのかどう … 続きを読む

【週末映画コラム】壮大な“時間旅行”を定点観測で描く『HERE 時を越えて』/チームワークを旨とした戦争冒険映画『アンジェントルメン』

映画2025年4月4日

『アンジェントルメン』(4月4日公開)  第2次世界大戦下、イギリスはナチスの猛攻により窮地に追い込まれていた。特殊作戦執行部に呼び出されたガス少佐(ヘンリー・カビル)は、ガビンズ“M”少将とその部下のイアン・フレミングから、「英国軍にもナ … 続きを読む

草笛光子「老女がはちゃめちゃな、摩訶不思議な映画ですから覚悟してご覧ください(笑)」『アンジーのBARで逢いましょう』【インタビュー】

映画2025年4月3日

-松本動監督の演出について、また寺尾聰さんら共演者の印象をお願いします。  松本監督とは初めてでしたが、私の問い掛けにも親切に細かく答えてくれました。とにかく自由にやらせてもらいました。寺尾聰さんは、昭和49年のドラマ「天下のおやじ」で寺尾 … 続きを読む

門脇麦、「芝居に対してすごく熱い」田中圭と夫婦役で5度目の共演 舞台「陽気な幽霊」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年4月2日

-ところで、門脇さんは映像作品でもご活躍されていますが、舞台に立たれることに対してはどのような思いがありますか。  気持ちの面では変わらないですが、舞台はカメラが寄ってくれるわけではないので、声や体の所作で伝えなければいけないと思います。映 … 続きを読む

今田美桜「『アンパンマン』のように、幅広い世代に愛される作品に」連続テレビ小説「あんぱん」いよいよスタート!【インタビュー】

ドラマ2025年4月1日

-高知県の「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」も訪問されたそうですね、  「アンパンマンミュージアム」には二度伺いました。どちらの日も親子連れでいっぱいで、改めて『アンパンマン』という作品が幅広い世代に愛されていることを知り、「 … 続きを読む

Willfriends

page top