エンターテインメント・ウェブマガジン
私がこの仕事を始めたきっかけはスカウトだったのですが、そのとき、やろうと決心したのは当時の事務所の先輩だった黒木メイサさんの「あずみ」という舞台を見たことでした。すごく感動して、私もやってみたいと思って、事務所に入ることにしました。舞台は、見ている人に直接、いろいろな感情を与えることができるものなんだということをすごく感じたんです。なので、舞台に対しては特別な思いがあります。
舞台に出ると、自分に足りないものがはっきりと見えてくるんです。私は役を作ったり、演出家さんや監督の求めていることをできるようになるまでに時間がかかるタイプなので、舞台のように時間をじっくりかけて作り上げていくのは性に合っているんだと思います。その作業も大好きですし。舞台に出演すると、毎回、いろいろなものを得られると感じているので、ここ数年は、意識して舞台をやらせていただいています。
「あずみ」を見て感動した思い出があるので、アクションをやりたいです! もちろん、殺陣をきちんと習って、訓練もしなければいけないと思いますが、格好いい女性の役ができたらいいなと思います。
今を生きるのに必死になって、もしかしたらつらかったり、暗い気持ちになっている方もいるんではないかと思いますが、この作品を見てもらえれば、きっと、明るい未来を想像して生きていこうと感じていただけると思います。少しでもポジティブになって、頑張ろうと思ってもらえたらという思いで演じます。エネルギーを与えられるよう、私たちも、全員が汗をかいて動き回ってエネルギッシュなものをお届けしますので、楽しみにしていただけたらうれしいです。
(取材・文:嶋田真己)
KOKAMI@network vol.18「ハルシオン・デイズ 2020」は10月31日~11月23日に都内・紀伊國屋ホール、12月5日・6日に大阪・サンケイホールブリーゼで上演。
公式サイト http://www.thirdstage.com/knet/halcyondays2020/
映画2025年9月12日
-ルンメイさん、夫・賢治役の西島秀俊さんの印象はいかがでしたか。 ルンメイ 今回西島さんと一緒にお仕事ができたことはとても光栄でした。西島さんは経験豊かな方なので、私は現場でとても安心して演技をすることができました。西島さんがいろんなエネル … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年9月12日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力 … 続きを読む
ドラマ2025年9月12日
-小学生の頃、絵画教室に通われていたそうですが、演じる上で役立った部分はありますか。 僕は子どもの頃から、絵画教室に通ったり、自宅では粘土で架空のモンスターを作ったりしていました。そういう創作を楽しむ部分は、嵩に通じるものがありました。前 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年9月11日
-なるほど。そうして前に進んだ先に、どんな未来をイメージしていますか。 先のことはあまり考えていないです。友達たちが家を建てたり、子どもが生まれたりしているのを見ると、そうした未来を自分が持ったらどうなるんだろうなと考えることはありますが … 続きを読む
映画2025年9月9日
-年を取ってからの悦子を見て、いろいろとふに落ちたところがあったと聞きましたが。 そうですね。羊さんの悦子さんを通して見ると、被爆体験にはこういう形もあるのかという痛みを突きつけられるような感じがしました。多分、人それぞれに見え方や感じ方 … 続きを読む