【独占ニュース】演出・脚本・三谷幸喜×主演・香取慎吾「誰かが、見ている」 アクションを封印した山本千尋、三谷作品初出演の感想を語る

2020年9月9日 / 06:27

 Amazon は、Amazon Original ドラマシリーズ『誰かが、見ている』を、9 月18 日からAmazon PrimeVideoでプライム会員向けに独占配信する。本作は、演出・脚本の三谷幸喜と主演の香取慎吾のプロジェクトに、Amazon が企画から参加し、制作した日本オリジナルドラマシリーズの第1弾。

 ストーリーは、書斎の壁に空いている穴を偶然発見した粕谷次郎(佐藤二朗)。その穴をのぞくと、そこには隣人の舎人真一(香取)の姿が。何をやってもドジばかりで、予想もしない失敗を繰り返す真一の姿に、次郎はいつの間にかとりこになってしまう。そんなある日、次郎のひそかな楽しみが、娘のあかね(山本千尋)にばれてしまったことで、事態は思わぬ方向に転がっていく…。というもの。

 三谷演出による思い掛けない仕掛けの数々の中で、香取がユーモラスな演技を披露する。舞台でも、テレビドラマでもない、全く新しい形のライブ感あふれる新感覚エンターテインメントだ。

「誰かが、見ている」次郎(佐藤二朗)とあかね(山本千尋) (c)2020 Amazon Content Services LLC

 本作で、粕谷あかね役を演じた山本千尋が、三谷作品初出演の感想を語った。山本は、幼少期から中国武術を習い、JOC ジュニアオリンピックカップで3部門3年連続優勝。女優デビュー後は、特撮やドラマ、映画など幅広い活躍を見せる注目の若手女優だ。

 山本は、三谷幸喜作品への初出演について、「アメリカのシットコムスタイルのドラマは子どものころからよく見ていたので、本当に自分が出演することになるんだとワクワクする気持ちがありました」と語った。

 続けて「お客さまの前で演じることでテンションがグッと上がりますし、笑い声が直接聞こえるということが何より自分の力になって、本番がこんなにも楽しいものなんだと気付かされました」と明かした。

 とは言え、実力派の俳優がそろう中での撮影は、やはり緊張したという。「終わった後は楽しいのですが、本番前や本番中は、スリルと緊張感でいっぱいでした(笑)。毎話ごとに内容が変わるので、他の先輩方もグッと集中されているのが分かる。私もそれについていかないと、と必死に頑張りました。」と語った。

 さらに「毎日のように三谷さんや、先輩の皆さま方からアドバイスを頂きました。特に佐藤さんからは、声の出し方や、アレンジの仕方とか、本当に勉強をさせていただくことが多くて、間近でご一緒させていただけることがありがたかったです」と感謝を口にした。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

岸井ゆきの「夫婦の“切実さ”が描かれている」宮沢氷魚「すごくやりがいがありました」すれ違っていく夫婦役で初共演『佐藤さんと佐藤さん』【インタビュー】

映画2025年11月28日

 大学で出会った佐藤サチと佐藤タモツはたちまち意気投合し、一緒に暮らし始める。ところが卒業後、弁護⼠を⽬指すタモツは司法試験に失敗。独学を続けるタモツに寄り添うため、サチも司法試験に挑むが、数年後、合格したのはサチだった。結婚、出産を経て弁 … 続きを読む

28歳で亡くなった阪神タイガースの元選手の実話を映画化! 松谷鷹也「横田慎太郎さんのことを知っていただきたい」前田拳太郎「誰かの背中を押す作品になるはず」『栄光のバックホーム』【インタビュー】

映画2025年11月28日

 プロ野球、阪神タイガースの将来を担う選手として期待されながらも、21歳で脳腫瘍を発症して引退、その後も病気と闘いながら講演会活動などを続け、2023年に28歳で亡くなった横田慎太郎の生きざまを描いた『栄光のバックホーム』が、11月28日か … 続きを読む

吉高由里子「忘れかけていたことをいきなり思い出させてくれる」 念願の蓬莱竜太と初タッグ パルコ・プロデュース2025「シャイニングな女たち」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月28日

 吉高由里子が2022年の「クランク・イン!」以来、3年ぶりに舞台主演を果たす。吉高が挑むのは、日常に潜む人間の葛藤や矛盾を丁寧にすくい取り、鋭い視点の中にユーモアを織り交ぜる作風で共感を呼んできた蓬莱竜太が描く新作舞台、パルコ・プロデュー … 続きを読む

【映画コラム】新旧監督の話題作が並んで公開に『TOKYOタクシー』『金髪』

映画2025年11月22日

『TOKYOタクシー』(11月21日公開)  タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)は、85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を東京の柴又から神奈川県の葉山にある高齢者施設まで乗せることになった。  すみれの「東京の見納めに、いくつか寄ってみたい … 続きを読む

中川晃教「憧れることが原動力」 ミュージカル「サムシング・ロッテン!」で7年ぶりにニック役に挑戦【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月22日

 数々のミュージカル作品へのオマージュが登場するコメディーミュージカル「サムシング・ロッテン!」が12月19日から上演される。2015年にブロードウェイで初演された本作は、「コーラスライン」、「アニー」、「レ・ミゼラブル」などの人気ミュージ … 続きを読む

Willfriends

page top