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安井 監督から「映画の冒頭から、連ドラの最終話みたいな関係性がいい」と言われたので、それは意識しました。映画を通して仲を深めるのではなく、最初から「これまでにも大なり小なり、こうした事件を解決してきた」という距離感。べったりとした仲良しではないけれども、互いに信頼感を持っている関係性です。それは、十蘭が幻士郎の父親ともタッグを組んでいたからこその距離感でもあると思うので、新之助との関係性は幻士郎のそれとは大きく変わってくると思います。舞台を通しても新之助との関係性は変化していくと思うので、物語の最後に2人がどういう関係になっているのかを楽しみにしてもらえればと思います。
陳内 今回の舞台が、役者にとってもスタッフさんにとっても、お客さまにとっても、この2カ月以上を我慢したご褒美となる作品になればいいなと思っています。限りある席数になってしまいますが、この作品が皆さまに届いたときに、それがご褒美になるよう、僕たちも楽しんで演じさせていただきますので、ぜひ楽しみにしていただければ。
安井 今はできないことも多い状況ですが、だからこそ、新しい可能性を発見できるときでもあると思います。どんな形であっても、この作品がお客さまに届けられること自体が僕にとっては幸せですし、それに全力を注ぎたいと思います。
崎山 役者たちはみんな、舞台に立ちたいという思いがありますし、お客さまも舞台を見たいと思ってくれていると思います。今は、無事に初日を迎え、千秋楽まで走り切れると信じて、皆さまに素晴らしいものをお届けできるようにという思いで作品を作っていきますので、皆さまもそれを信じて待っていてくださればと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
舞台「死神遣いの事件帖―鎮魂侠曲―」は、7月23日~8月2日、都内・サンシャイン劇場ほか、大阪、福岡、広島で上演。
公式サイト https://shinitsuka.com
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舞台・ミュージカル2025年8月26日
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また、原作から得た気付きも大きいという。「原作には、読者の感情を揺さぶる瞬間が描かれています。それがどこにあるのかを探りながら、ドラマにもそのエッセンスを取り入れるようにしています」。 原作の短編では、百々がさまざまな医療機関を受診して … 続きを読む
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