エンターテインメント・ウェブマガジン
安井 監督から「映画の冒頭から、連ドラの最終話みたいな関係性がいい」と言われたので、それは意識しました。映画を通して仲を深めるのではなく、最初から「これまでにも大なり小なり、こうした事件を解決してきた」という距離感。べったりとした仲良しではないけれども、互いに信頼感を持っている関係性です。それは、十蘭が幻士郎の父親ともタッグを組んでいたからこその距離感でもあると思うので、新之助との関係性は幻士郎のそれとは大きく変わってくると思います。舞台を通しても新之助との関係性は変化していくと思うので、物語の最後に2人がどういう関係になっているのかを楽しみにしてもらえればと思います。
陳内 今回の舞台が、役者にとってもスタッフさんにとっても、お客さまにとっても、この2カ月以上を我慢したご褒美となる作品になればいいなと思っています。限りある席数になってしまいますが、この作品が皆さまに届いたときに、それがご褒美になるよう、僕たちも楽しんで演じさせていただきますので、ぜひ楽しみにしていただければ。
安井 今はできないことも多い状況ですが、だからこそ、新しい可能性を発見できるときでもあると思います。どんな形であっても、この作品がお客さまに届けられること自体が僕にとっては幸せですし、それに全力を注ぎたいと思います。
崎山 役者たちはみんな、舞台に立ちたいという思いがありますし、お客さまも舞台を見たいと思ってくれていると思います。今は、無事に初日を迎え、千秋楽まで走り切れると信じて、皆さまに素晴らしいものをお届けできるようにという思いで作品を作っていきますので、皆さまもそれを信じて待っていてくださればと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
舞台「死神遣いの事件帖―鎮魂侠曲―」は、7月23日~8月2日、都内・サンシャイン劇場ほか、大阪、福岡、広島で上演。
公式サイト https://shinitsuka.com
ドラマ2025年7月2日
磯村勇斗主演、堀田真由、稲垣吾郎が出演するカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”「僕達はまだその星の校則を知らない」が7月14日から放送スタートする。本作は、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少 … 続きを読む
ドラマ2025年7月1日
ドラマ「私があなたといる理由~グアムを訪れた3組の男女の1週間~」が、7月1日からテレ東系で放送がスタートする。本作は、グアムを訪れた世代が違う男女3組のとある1週間を描いた物語。30代の夫婦(蓮佛美沙子、溝端淳平)、20代の大学生カップ … 続きを読む
ドラマ2025年6月29日
-それが変わってきたということでしょうか。 物事は、ある程度加速がつき、歯車がスムーズに回り始めれば、少ないエネルギーで進んでいくようになりますが、スタートするときは膨大なエネルギーが必要です。この作品もそういう過程を経て、ようやく彼が笑 … 続きを読む
映画2025年6月27日
-30年間やってきて、栗田さんなりのルパンに対する思いや魅力について。また栗田さんにとってルパンとはどういう存在でしょうか。 やっぱりルパン三世の声は、パート2や『ルパン三世 カリオストロの城』(79)の頃の、山田さんが一番元気だった頃の … 続きを読む
映画2025年6月27日
-三池崇史監督の演出や映画に対する姿勢についてはどう感じましたか。 大倉 あまり無駄なことはおっしゃらないです。すごく明確な演出をなさいます。僕の場合は、校長と薮下先生との間に挟まれているという、スタンスにちょっとよどみがあったのかもしれな … 続きを読む