【インタビュー】ドラマ『異世界居酒屋「のぶ」』武田玲奈 「品川ヒロシ監督らしい今までにないグルメドラマができました」

2020年5月14日 / 06:00

-大谷亮平さんが演じる大将の印象は?

 大谷さんは料理をするシーンが多いのですが、普段はあまり料理をしないらしいんです。でも、料理中の動作がものすごく上手で…。一つのシーンをさまざまな角度で何度も撮影するので、食材やまな板がある“ふり”が必要なときもあるのですが、切っている“ふり”や魚をさばいている“ふり”が、本当にやっているように見えるんです。びっくりしました。

-そのほか、大谷さんとの共演で印象に残ったことは?

 ものすごく天然なところがツボでした(笑)。少年の心を持っていて、疑問に思ったことは、すぐ口に出すんです。例えば、「(指の)爪って、どこまで続いているんだろうね…?」とか…。それが突然なので、私も「えっ!?」と(笑)。一緒にいたメークさんと3人で「確かに、調べたことないですね…」みたいな話で盛り上がってしまいました(笑)。

-品川監督の印象は?

 今回、監督という形で初めてお会いしましたが、もともと芸人さんですし、撮影現場もすごく和やかで楽しい雰囲気でした。撮影が遅くまで続く日でも、監督自身が楽しまれているので、私も気持ちよく過ごすことができましたし…。空き時間には、大好きなアニメや映画の話で一緒に盛り上がってくださいました。しかも、監督自身が料理をされる方なので、包丁さばきもすごく上手で、時々大谷さんに料理の仕方を指導されたり…(笑)。その上、今までアクション作品を監督してきたということで、アクションシーンもしっかり撮られていて、その多才ぶりはすごいなあ…と。

-最後に視聴者へのメッセージを。

 今までにないグルメドラマができました。出てくる料理も本当においしそうですし、笑いもたくさんあって、品川監督らしい『異世界居酒屋「のぶ」』に仕上がっています。食や笑いやいろんなものが詰まっているので、きっと皆さんに楽しんでいただけると思います。ご覧いただけたらうれしいです。

(取材・文・写真/井上健一)

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

早見沙織「プレデターの新しい魅力をこの映画から感じていただけると思います」『プレデター:バッドランド』【インタビュー】

映画2025年11月19日

-アニメーションの声優としての活動が中心ですが、こうした映画の吹き替えとの違いはありますか。  私の個人的な感覚になりますが、マイクの前で自分の心を動かしながら表現をすることは変わらないので、ベースの部分はあまり違いがないと思います。ただ吹 … 続きを読む

【Kカルチャーの視点】「ユミの細胞たち」の原作者、ウェブトゥーン作家イ・ドンゴン

インタビュー2025年11月17日

▽キム・ゴウンはユミ役にぴったり  –ドラマ化にはどのくらい関わっていますか。   事前にクリエーターと何回かミーティングをしました。物語の順序を入れ替えてみようとか、どこまで表現していいかなどを事前に話し合いました。ウェブトゥ … 続きを読む

尾上眞秀「お母さんやおばあちゃんが喜んでくれました」寺島しのぶの長男が舘ひろしとの共演で映画初出演『港のひかり』【インタビュー】

映画2025年11月14日

-撮影で特に印象に残った場面を教えて下さい。  近所の少年たちにいじめられた幸太が大雨の中、おじさんの家の前で黙って座り込んでいるシーンが、すごく印象に残っています。カメラに綺麗に映るように、大量の雨を降らせていたので、その水圧がものすごく … 続きを読む

『物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家の物語』(7)神々がすむ土地を語る

2025年11月14日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼玉田永教と神道講釈  銭湯の湯け … 続きを読む

ハリウッド・リメイク決定!インド発ノンストップ・アクション!「日本の皆さんにも楽しんでいただけるはず」ニキル・ナゲシュ・バート監督『KILL 超覚醒』【インタビュー】

映画2025年11月13日

-その結果、完成したこの映画では、強盗団が使う刀やナイフのほか、列車備え付けのシャッターや消火器、乗客の荷物など、一見武器になりそうにない身近なものを使った多彩なアクションが見所です。そういうアイデアはどこから生まれたのでしょうか。  私は … 続きを読む

Willfriends

page top