【インタビュー】エン*ゲキ#05「‐4D‐imetor」生駒里奈 コンプレックスを強みに変えてくれた一言とは

2020年2月28日 / 12:00
 俳優・脚本家として活躍する池田純矢が、作・演出を手掛けるエン*ゲキシリーズの第5作「‐4D‐imetor」(フォーディメーター)。本作は、量子力学をテーマに壮大なスケールで繰り広げられる謎解きミステリーで、四次元世界と超能力を“イリュージョンマジック”で表現する体験型の演劇だ。主役の一人である、記憶を失った謎の少女ノアを演じる生駒里奈に、舞台稽古に向ける意気込みと、舞台の魅力や乃木坂46卒業前後の心境の変化などを聞いた。
 

生駒里奈

-「エン*ゲキ」シリーズに出演することが決まったときの心境を教えてください。

 池田さんが作った作品を見た後だったので、楽しみだなと思いました。今は責任感というか、池田さんが私に言ってくださる言葉にプレッシャーも感じますが、そこを乗り越えて、期待以上だったと思っていただけるように頑張らなきゃと思っています。
 

-生駒さんに対する池田さんの期待値は、ハードルが高そうですか。

 結構高いです。Twitterを見たらバディ(相棒)って書いてあってとても驚きました(笑)。
 

-生駒さんが演じるノアという役はアクションがとても多い印象を受けましたが、生駒さんご自身はアクションは得意ですか。

 ダンスやお芝居、と考えるとできるんですけど、体操や運動がとにかく苦手で、アクションの経験も少ないのですが、表現をすることは大好きなので、できるようになりたいなという気持ちです。
 

-できないかもしれない、という不安よりも、絶対にできるようになるという感じでしょうか。

 そうですね。絶対できるようになるという気持ちです(笑)。そうすれば他の舞台に出たときも自分の可動域が広がるので、今回の舞台で得意になるくらいにしたいと思います。
 

-ノアの第一印象を教えてください。

 最初は天真らんまんな女の子なのかな?と思っていたのですが、芯が真っすぐできれいな女性だなと思いました。今の私のままでは(ノアという役に)振り落とされてしまうような、力のある女性、というのが最初の印象でした。
 

-口調は少し乱暴ですが、悪い印象をあまり抱かせないキャラクターだと思いました。

 そうですね。私も結構「マジで!」とか言ってしまうので、せりふは言いやすいんですけど、この子をがさつに見せたくないので、チャーミングに見えるように責任をもって言葉遣いを研究して演じたいと思います(笑)。
 

-新人類“4Dimetor”は超能力を使うことができますが、もし、生駒さんが超能力を使えたら、どのような能力をどんな場面で使いたいですか。

 瞬間移動を出勤に使いたいです。実家から仕事に行きたいので、毎日お母さんに起こしてもらいたいです(笑)。稽古中に、本当に超能力が開花してほしいと思っています(笑)。
 

-今回、新子景視さんがイリュージョンマジックを監修していますが、マジックは見たことはありますか。

 この前、新子さんに「サイコロの目を当てるマジック」をやってもらってびっくりするほど当てられました(笑)。新子さんの技術をちょいちょい盗みたいです。トランプマジックとか。
 

-生駒さんは、これまでさまざまな舞台、朗読劇などに出演されていますが、中でも印象的だった出来事はありますか。

 私の声と滑舌って結構特殊で、響くし、印象に残りますが、(出し方を)間違えると耳障りに聞こえてしまうんです。でも、以前「トゥーランドット」という少年社中さんの舞台に出演させていただいたときに、藤木孝さんが「あなたの声はとてもいいですよ」と言ってくださって、藤木さんからそう言われたら否定することはないなって思って、それからは自分の声と素直に向き合うことができるようになりました。
 

-自分の声と向き合ったことで、周囲の反応が変わったと思ったことはありますか。

 放送関係の勉強をしている弟が「音がきれいになったね」と言ってくれました。あとは先輩からも「(声が)良くなっている」と言われるようになったので、継続して、聞きやすいけど味のある、自分だけの発声を見つけていきたいなと思います。
 

-自分自身の中で声に対して見方が変わったことはありますか。

 以前は、映像などから聞こえてくる自分の声がすごく嫌で、コンプレックスでした。でも、歌もソプラノの音域でホイッスル(ボイス)や高音が出ることに最近気付くことができたので、いつかミュージカルにも出演できるように極めていきたいです。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

舞台「キングダムII ―継承―」三浦宏規・高野洸・山本千尋・山口祐一郎、「死力を尽くさなければいけない」作品に再び挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月12日

 累計発行部数1億2000万部を突破した、原泰久による大ヒット漫画を原作とした舞台の第2弾となる「キングダムII ―継承―」が、8月9日から上演される。本作は、苛烈な戦乱の中にある中国・春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信と、のちの始皇 … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第22回「播磨大誤算」戦国の世の難しさを印象付けた播磨攻略戦【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年6月11日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。小一郎と秀吉が播磨攻略に難渋する様子を描いた6月7 … 続きを読む

山本耕史、「RENT」に続き全編英語上演に挑む「ゼロからのスタートだけどやるしかない」 日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月11日

 山本耕史が、ゆりやんレトリィバァとブロードウェイで活躍するキャストとともに挑む、日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」が、8月19日から上演される。本作は、1997年に映画をもとに誕生し、トニー賞作品賞を含む9部門にノミネー … 続きを読む

吹越満 俳優になった理由は「映画に出たかったから」昭和の文豪・谷崎潤一郎原作の『鍵』で主演【インタビュー】

映画2026年6月10日

 数々の映画やテレビドラマ、舞台まで幅広く活躍し、その顔を見ない日はないと言っても過言ではない名優・吹越満。その主演作『鍵』が、6月12日から公開となる。  吹越演じる主人公・剣持耕三は、医師から余命半年の宣告を受け、その恐怖を忘れるため、 … 続きを読む

【映画コラム】5月の公開映画から

映画2026年6月5日

『サンキュー、チャック』 (5月1日公開)★★★ チャックとは一体何者なのか  大規模な自然災害と人災が次々と地球を襲い、世界は終わりを迎えつつあった。すると、街頭やテレビ、ラジオに突如として、「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい … 続きを読む

page top