エンターテインメント・ウェブマガジン
とはいえ、人間は変わっていきます。権力を手に入れ、年齢を重ねた結果、どうなっていくのか。それはまた別の話です。ただ、幼い頃の経験は後々、必ず影響してくるはず。そういうことを考え合わせながら、信長を育てていこうと思っています。
長谷川さんは、僕が脚本を書いた「夏目漱石の妻」(16)で漱石を演じていただき、とてもすてきな俳優さんだと思っていました。非常に繊細で誠実で優しさがある。それと同時に、殺気や緊張感のようなものも併せ持っている。それが光秀のイメージとすぐに結び付きました。
光秀は、41歳からの十数年で有名になった人です。信長の家臣の中で、10年程度で名を挙げた人物に、光秀以上の人はいません。一時は家臣のナンバーワンで、秀吉のライバルでもあったわけですから。それほどの人物ということは、それまでは人々の間を探訪して歩き、洞察を重ねた末、一気に躍り出ていったのではないかと。そこから、透明感があり、緊張感に満ちた生き方を送り、時代を駆け上がっていく光秀の姿をイメージしました。それが、長谷川さんにぴったりでした。
楽しみながら書いているところです。若い頃の光秀は、いろいろな土地を旅して、世の中を見て歩きます。その都度、今度は松永久秀(吉田鋼太郎)、次は将軍・足利義輝(向井理)…というように、有名な武将が次々と登場します。それを一人一人、自分なりに解釈して、歴史上の出来事と照らし合わせて点と点をつないでいく。その作業がまるで、戦国時代の人物図鑑を一つ一つ塗りつぶしていくような感覚で、楽しいです。
(取材・文/井上健一)
映画2025年4月3日
-松本動監督の演出について、また寺尾聰さんら共演者の印象をお願いします。 松本監督とは初めてでしたが、私の問い掛けにも親切に細かく答えてくれました。とにかく自由にやらせてもらいました。寺尾聰さんは、昭和49年のドラマ「天下のおやじ」で寺尾 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月2日
-ところで、門脇さんは映像作品でもご活躍されていますが、舞台に立たれることに対してはどのような思いがありますか。 気持ちの面では変わらないですが、舞台はカメラが寄ってくれるわけではないので、声や体の所作で伝えなければいけないと思います。映 … 続きを読む
ドラマ2025年4月1日
-高知県の「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」も訪問されたそうですね、 「アンパンマンミュージアム」には二度伺いました。どちらの日も親子連れでいっぱいで、改めて『アンパンマン』という作品が幅広い世代に愛されていることを知り、「 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年4月1日
-なるほど。では、坂本さんは増田さんのテッド、増田さんは坂本さんのジムについてはどんな印象がありますか。 坂本 テッドは一見すると自分の意見を押し通して歩んでいるように見えるけれども、実は周りを自然と幸せにしたり、勇気づけたりするタイプの役 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年3月29日
-では、鋼太郎さんの演出の魅力はどこに感じていますか。 鋼太郎さんらしい的確に丁寧な演出をつけてもらえるので、われわれとしてはやりやすいです。尊敬していますし、シェークスピア作品の演出家としてこの方の右に出るものは今、日本にはいないんじゃ … 続きを読む