【インタビュー】ミュージカル「アナスタシア」葵わかな 2度目のミュージカル出演は「私もまた挑戦したい!」の思いから始まった

2019年11月1日 / 12:00

-木下さんとは、「ロミジュリ」についでのWキャストになります。木下さんの印象は?

 前回の共演から、すごく仲良くさせてもらっています。歌がとてもうまくて、才能あふれる人です。ただ…内気そうに見えて、実はすごく変わっている人なんですよ(笑)。それから、「ロミジュリ」で一緒にお稽古を受けて、負けん気が強く、根がしっかりしているなとも感じました。

-「ロミジュリ」で初めて「同じ役を演じる役者が2人以上いる」という状況を経験されたと思いますが、それについてはいかがでしたか。

 最初は、自分がジュリエットを作り上げる上で意識せざるを得ない存在になるので難しそうだなと思っていたのですが、実際にお稽古が始まってみたら不便もなく、逆にそれが面白いと思いました。同じ役をやっても、違う人が演じると全然違うものになるんです。しかも、舞台はそれが許される世界。これじゃなくちゃいけないというのが舞台にはないので、私は私のジュリエットを作ることができました。

-改めて、本作への意気込みを。

 音楽も舞台装置も衣装も、海外規模の作品になっています。海外までミュージカルを観劇しに行ったような雰囲気を味わってもらえたらと思います。その中で、私たち日本のキャストがやらせてもらう意味を見付け、海外と和をミックスした作品を作り上げていけたらと思っています。

(取材・文・写真/嶋田真己)

ミュージカル「アナスタシア」

 ミュージカル「アナスタシア」は3月1日~28日、都内・東急シアターオーブほか、大阪で上演。
公式サイト https://www.anastasia-japan2020.jp

 

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