【インタビュー】映画『マレフィセント2』上戸彩「5年前は、自分がオーロラ姫を演じる自信がありませんでした」

2019年10月21日 / 17:22

-次に挑戦してみたい役や仕事はありますか。

 意外といろいろな役を演じさせていただいてきたので、これから自分がどういう役ができるのかが分からないので、新境地を開いてくれる作品や監督に出会いたいと思っています。

-では、上戸さんの演技の幅を広げてくれたり、新しい扉を開いてくれた作品や監督はいますか。

 どの作品も常に100パーセント、150パーセントの力で体当たりをしているつもりなんですけど、見られないものは見られないし、自分が思っていたよりも多くの人に見ていただいた作品もあるので難しいです。「昼顔」のお話を頂いたときは、台本を読んで「私にはできません」とお断りしたんですけど、監督から「断る人にやってもらいたい。『できません』と言う人が演じるから面白い」と言われて、「じゃあ、頑張ります」と(笑)。

-上戸さんが注目してほしいシーンはありますか。

 オーロラ姫の登場シーンです。説得力を出さないといけないと思ったシーンですし、強くなったオーロラ姫という感じを出すために何回か録り直しました。

(取材・文・写真/丸山有咲)

エル・ファニングのポスターと上戸彩

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

板垣李光人「最初から、戦争を考えて見るのではなく、実際に見て感じたことを広めていっていただければ、それが一番うれしいです」『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』【インタビュー】

映画2025年12月5日

-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。  功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(8)百年ぶりの復活へ 四代目が掲げた三つの大願

舞台・ミュージカル2025年12月4日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。    2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む

多部未華子「学びの多い現場でした」DV被害者役に挑んだヒューマンミステリー「連続ドラマW シャドウワーク」【インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

  -雰囲気のいい現場だったようですね。  中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む

森下佳子「写楽複数人説は、最初から決めていました」脚本家が明かす制作秘話【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

  ―確かにその通りですね(笑)。  ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む

富田望生「とにかく第一に愛を忘れないこと」 村上春樹の人気小説が世界初の舞台化【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月30日

 今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む

Willfriends

page top