『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』来日会見リポート クエンティン・タランティーノ監督編

2019年8月26日 / 18:44

-69年のハリウッドを再現する中で、最も楽しかったことは?

 素晴らしい俳優たちにも恵まれて楽しいことが満載の撮影でした。この時代、このキャラクターたちに息吹を吹き込むことは本当に楽しかったです。最も満足したのは、今のロサンゼルスで、美術や衣装、さまざまなトリックを駆使して、CGを一切使わず、スタジオでも撮影せず、大掛かりなセットも組まずに、40年という時をさかのぼって再現できたことです。今回、69年について調べているときに、日本で蔵原惟繕監督の『栄光への5000キロ』という映画が作られていたことを知りました。どなたかDVDを持っていませんか。

-あなたにとってハリウッドという場所はどんな意味を持っているのでしょうか。

 二つの意味を持っています。一つは映画業界、もう一つはハリウッドという街です。そしてこの映画はその両方を描いています。市民が住む街であり、同時に映画業界として、大きな成功、中ぐらいの成功、中ぐらいの失敗、大きな失敗、その全てが隣り合わせにあります。いろいろなポジションがどんどん変わっていくところが興味深いです。そこで長い間仕事をしていると、ずっと同じ高校に通っているような感覚になります。

(取材・文・写真/田中雄二)

『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』

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