【インタビュー】「連続ドラマW そして、生きる」有村架純 過酷な現場で女優人生初の弱音を吐露…、坂口健太郎も未知の体験を

2019年8月5日 / 18:30

-お二人は映画『ナラタージュ』(17)以来、今年はアニメーション映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』でも声優として共演されていますね。お互いにどのような印象をお持ちですか。

有村 必死に盛り上げようと頑張ったり、こびを売ったりしているわけではなく、いるだけで現場がいい空気になるので、その人間力は私もほしいです。あと、クールで無口に見えるけど実は違います。ひょうきんでおちゃめなところがいっぱいあります。

坂口 その場にいてくれるだけでよくて、彼女のために頑張ろうと思わせてくれる不思議な魅力がある女優さんです。架純ちゃんもおとなしいイメージがあるけど、にぎやかな一面もあって楽しい方です。

-最後に読者にメッセージをお願いします。

坂口 繊細でナイーブなテーマではありますが、最高のロケーションの中、とても丁寧に美しく撮ったドラマです。皆さんの心のどこかに、この作品がずっと残り続けてくれたらうれしいです。

有村 人生という大きなテーマを題材に、登場人物それぞれの生き様が描かれていて、幸せな人生を生きるために必要なことを改めて考えることができる作品になりました。1話では東日本大震災の話も出てくるので、東北の方々に思いをはせてみてください。とても厚みのあるすてきな作品です。最終話までご堪能ください。

(取材・文・写真/錦怜那)

 「連続ドラマW そして、生きる」はWOWOWプライムで8月4日午後10時から全6話で放送中。[第1話無料放送]

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

高橋克典「これは吉良の物語でもあるのだと感じていただけるような芝居をしたい」 堤幸彦「『忠臣蔵』は、演劇的に言えば1丁目1番地的な作品」 舞台「忠臣蔵」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年12月10日

-堤さんと高橋さんは高橋さんのドラマデビュー作以来のタッグと聞いています。堤さんは高橋さんの吉良上野介にどのような期待を寄せていますか。 堤 ぴったりだと思いますよ。生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも知り尽くしていますから。デビューの瞬間 … 続きを読む

生田斗真が驚きの一人二役!「最初から決まっていたわけではありません」制作統括・藤並英樹氏が明かす舞台裏【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月8日

-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む

板垣李光人「最初から、戦争を考えて見るのではなく、実際に見て感じたことを広めていっていただければ、それが一番うれしいです」『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』【インタビュー】

映画2025年12月5日

-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。  功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(8)百年ぶりの復活へ 四代目が掲げた三つの大願

舞台・ミュージカル2025年12月4日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。    2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む

多部未華子「学びの多い現場でした」DV被害者役に挑んだヒューマンミステリー「連続ドラマW シャドウワーク」【インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

  -雰囲気のいい現場だったようですね。  中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む

Willfriends

page top