【インタビュー】映画『GOZEN-純恋の剣-』&舞台『GOZEN-狂乱の剣-』犬飼貴丈「2度おいしい作品」矢崎広「舞台版はとんでもないことになる」

2019年7月4日 / 12:00

-舞台は、毛利亘宏さんが脚本・演出を担当されますが、毛利さんとはすでにお話をしましたか。

矢崎 毛利さんの演出作品は数作やっており、お互いに知っている仲なので、この企画に出演が決まったときに「頑張ろう」というお話はしましたが、作品についてはまだお話できていません。でも、舞台版はとんでもないことになると思います(笑)。映画の印象とはまた違ったものが出来上がるんじゃないかな、と。映画を見ていただいてから舞台を見るのも面白いと思いますが、まったく別物だと思って見に来ていただいても楽しめる作品になると思います。

-舞台にバトンを渡す側として、犬飼さんはどんなことを期待しますか。

犬飼 キャストもすてきな方ばかりで、皆さんキャリアも積んでいらっしゃる方なので、確実に素晴らしいものになると思っています。逆に、映画を見て舞台に行くのをやめる人が出ないようにということは、撮影時からキャスト全員が思っていたことで、舞台につながるようにという意識を持って、全身全霊で撮影に臨みました。

-最後に、犬飼さんからは映画の見どころを、矢崎さんからは舞台への意気込みをお願いします。

犬飼 映画を見て、舞台を見て楽しめるという2度おいしい作品になっています。最近は、時代劇はちょっと珍しいと思われる傾向にありますが、そこにあえてチャレンジした作品でもあります。この映画を見てくださった若い方々が、時代劇に少しでも興味を持ってもらえればいいなという願いも込めて作りました。

矢崎 映画からのバトンをしっかりと舞台につないでいきたいと思います。この大きな企画はどんどん熱いものになって、すごいことになっていくと思います。ぜひたくさんの方に映画を見てもらいたいですし、ぜひ舞台も楽しみにしていただければと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

(C)2019 toei-movie-st

 映画『GOZEN-純恋の剣-』は7月5日から全国公開。舞台『GOZEN-狂乱の剣-』は9月12日から東京・大阪で上演。
公式サイト http://toei-movie-st.com

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

安田章大「体験したことのない違和感を持ち帰ってくれたら」 アングラ演劇の旗手・唐十郎作品に関西弁で挑む『アリババ』『愛の乞食』【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年7月18日

-「違和感を持ち帰ってほしい」ということですが、今の世の中、「分からないもの」は何かと切り捨てられがちです。その点については、どのようにお考えでしょうか。  まず、僕自身は分からないものを提示しているつもりはありません。だから、その人の中で … 続きを読む

【映画コラム】7月前半『スーパーマン』『ストレンジ・ダーリン』『「桐島です」』『生きがい IKIGAI』

映画2025年7月18日

『「桐島です」』(4日公開)  1970年代に起こった連続企業爆破事件の指名手配犯で、約半世紀におよぶ逃亡生活の末に病死した桐島聡の人生を高橋伴明監督が映画化。  桐島が逃亡中に何を考えどういう生活を送っていたのかは想像するしかない。だから … 続きを読む

俳優デビュー25周年の上戸彩が15年ぶりの写真集を発売 台湾で幻想的な夜市でのロケから寝起き姿まで多彩な魅力満載

イベント2025年7月14日

  -先ほどグルメの話がちょっと出ましたが、台湾で撮影中の思い出とかエピソードがあれば。  台湾におじゃまさせていただいたのは、映画『テルマエ・ロマエ』の撮影以来2回目だったんですが、とにかくスタッフのみなさんと和気あいあい撮影が … 続きを読む

JT・モルナー監督「この映画の実現は厳しいと言われた時に、『羅生門』を見れば分かると言いました」『ストレンジ・ダーリン』【インタビュー】

映画2025年7月11日

-最初に35ミリフィルムで撮ったというテロップが出ますが、画面の色遣いや音楽の使い方を見ていると、70年代のニューシネマのような雰囲気があると思いましたが、そういう狙いはあったのでしょうか。  その通りです。ただ、それはアメリカ映画に限った … 続きを読む

鹿賀丈史「演じることよりも感じることの方が先だったかなと思います」『生きがい IKIGAI』【インタビュー】

映画2025年7月10日

-2度の災害を経験して行き場のない怒りを抱いている山本が、ボランティアの若者と出会って心が解けていって笑顔を浮かべる場面が印象的でしたが、若者役の小林虎之介さんとの絡みはいかがでしたか。  僕は若い人と芝居をするのがすごくうれしいんです。今 … 続きを読む

Willfriends

page top