【独占ニュース】『アラジン』ウィル・スミスが魔人ジーニー役を語る「アーティストとしての自分自身をフルに使える最高のチャンスだったんだ」

2019年6月3日 / 16:16

 「千夜一夜物語」の「アラジンと魔法のランプ」を原案に、自分の居場所を探す貧しい青年アラジンと、自由に憧れる王女ジャスミン、そしてランプの魔人ジー二―の運命を描いて大ヒットを記録したディズニーのアニメーション映画『アラジン』(92)が新たに実写映画化され、6月7日から全国公開となる。公開を前に、魔人ジーニー役を演じたウィル・スミスがキャスティング時の秘話などを明かした。

ジーニーを演じるウィル・スミス

 ランプの魔人ジーニーは、魔法のランプを巡る大冒険の中で主人公のアラジン(メナ・マスード)と友情を育み、作品のユーモアパートもけん引する、重要なキャラクターだ。

 オリジナルのアニメーション版では、2014 年に亡くなったロビン・ウィリアムズが声を吹き替えた。そんな映画の“顔”ともいえるキャラクターに、ガイ・リッチー監督が求めたのは”多才な俳優”。歌が歌えて、コメディーもシリアスも演じられ、そして感動も与えられる人物だった。そこで白羽の矢が立ったのがハリウッド最高のエンターティナーのウィル・スミスだ。

 実はウィル自身もこの役に当初からノリノリだったという。ウィルは「ガイと2人で腰を据えて話し合い、彼から『より深いストーリーを作りたい。よりリアリティーのある舞台で描きたい。そしてポップカルチャーも混ぜ込みたい』というビジョンを説明されたときには、すでに僕は受ける気でいたよ」と明かした。

 さらにウィルをその気にさせたのは、ジーニーというキャラクターを新たに作り直し、独自のものにするという発想だった。

 ウィルは「ロビン・ウィリアムズはとても素晴らしい仕事をしたし、人々の記憶に残り続けるパフォーマンスだと思う。僕は、ノスタルジックな価値観が伴う役柄について考える場合にはこう自問するんだ。『その骨にはまだどこかに肉が残っているかな? 僕がこの役柄に加えることができるものは何だろうか…』とね」と話す。

 続けて「今回のチャレンジの一つは、アニメーションだったものを実写にすること。それからオリジナルのジーニーにオマージュを捧げ、ロビンに敬意を捧げながらも、同時に新しい声を提供することでジーニーを現代化させること。そのどちらもやり遂げる何かを創作できそうな潜在性がそこにはあったんだ」と語った。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【週末映画コラム】『六人の嘘つきな大学生』/『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』(11月22日公開)

映画2024年11月22日

『六人の嘘つきな大学生』(11月22日公開)  大手エンターテインメント企業「スピラリンクス」の新卒採用の最終選考に残った6人の就活生への課題は「6人でチームを作り、1カ月後のグループディスカッションに臨むこと」だった。  全員での内定獲得 … 続きを読む

生駒里奈が語る俳優業への思い 「自分ではない瞬間が多ければ多いほど自分の人生が楽しい」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2024年11月20日

 ドラマ・映画・舞台と数多くの作品で活躍する生駒里奈が、ストーリー性のある演劇的な世界観をダンスとJ-POPで作り上げるダンスエンターテインメント集団「梅棒」の最新作、梅棒 19th GIFT「クリス、いってきマス!!!」に出演する。生駒に … 続きを読む

史上最年少!司法試験に合格 架空の設定ではないリアルな高校2年生がドラマ「モンスター」のプロデューサーと対談 ドラマ現場見学も

ドラマ2024年11月17日

 毎週月曜夜10時からカンテレ・フジテレビ系で放送している、ドラマ「モンスター」。趣里演じる主人公・神波亮子は、“高校3年生で司法試験に合格した”人物で、膨大な知識と弁護士として類いまれなる資質を持つ“モンスター弁護士”という設定。しかし今 … 続きを読む

八村倫太郎「俊さんに助けられました」、栁俊太郎「初主演とは思えない気遣いに感謝」 大ヒットWEBコミック原作のサスペンスホラーで初共演『他人は地獄だ』【インタビュー】

映画2024年11月15日

 韓国発の大ヒットWEBコミックを日本で映画化したサスペンスホラー『他人は地獄だ』が、11月15日から公開された。  地方から上京した青年ユウが暮らし始めたシェアハウス「方舟」。そこで出会ったのは、言葉遣いは丁寧だが、得体のしれない青年キリ … 続きを読む

「光る君へ」第四十三回「輝きののちに」若い世代と向き合うまひろと道長【大河ドラマコラム】

ドラマ2024年11月15日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月10日に放送された第四十三回「輝きののちに」では、三条天皇(木村達成)の譲位問題を軸に、さまざまな人間模様が繰り広げられた。  病を患い、視力と聴力が衰えた三条天皇に、「お目も見えず、お耳 … 続きを読む

Willfriends

page top