エンターテインメント・ウェブマガジン
相手の反応を見るのが面白いです(笑)。僕が最年少の現場では、先輩方から「これをやったら、どんな反応をするかな?」という感じで芝居を投げられることも多いんです。今回は、僕がみんなにそういうことを仕掛けることができました。もちろん、台本があるので本筋は変えませんが、「少しフック気味に芝居を投げてみたら、どういう反応をするのかな?」みたいな感じで。そこで見せる反応が、本当の表情のような気もしますし、結果的にそれがいい表情として映るときもありますから。そういう反応を見るのが面白くて…。「いつも僕を相手に、こういうふうに楽しんでいるんだな」と、先輩方の気持ちが理解できました(笑)。
そうですね。やっぱり、お芝居はキャッチボールですから。もちろん、「こういう芝居」と固めて現場に来て、とてもいいお芝居をされる方もいらっしゃいます。でも僕は、どちらかというと現場で相手とせりふを交わして、掛け合いの中から生まれたものを大事にするタイプ。だから、芝居は現場でどんどん変えていきます。この作品でも、高校生らしさは、そういうふうにみんなとお芝居を作り上げていく中から生まれた部分も大きいです。
感情的になれるところが楽しかったです。同年代とやることで、「僕もまだまだこういうふうにエモーショナルになれるんだ」と再確認することができました。大人になればなるほど、感情を表に出す機会は減っていきますよね。でも、この映画では、そういう大人の理屈を無視して、感情をぶつけ合うことができました。そういう熱さは、きっと画面を通して皆さんにも伝わるはずです。だから、見てくださった方にも、「時にはこういうふうに熱くなることも悪くない」と感じてもらえたらいいですね。
(取材・文・写真/井上健一)
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む
映画2025年11月29日
『栄光のバックホーム』(11月28日公開) 2013年のプロ野球ドラフト会議で指名され、鹿児島実業から阪神タイガースに入団した18歳の横田慎太郎(松谷鷹也)。誰もがその将来に大きな期待を寄せていたが、突然横田の目にボールが二重に見えるとい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月29日
氷川きよしが座長を務める「氷川きよし特別公演」が2026年1月31日に明治座で開幕する。本作は、氷川のヒット曲「白雲の城」をモチーフにした芝居と、劇場ならではの特別構成でお届けするコンサートの豪華2本立てで贈る公演。2022年の座長公演で … 続きを読む