エンターテインメント・ウェブマガジン
相手の反応を見るのが面白いです(笑)。僕が最年少の現場では、先輩方から「これをやったら、どんな反応をするかな?」という感じで芝居を投げられることも多いんです。今回は、僕がみんなにそういうことを仕掛けることができました。もちろん、台本があるので本筋は変えませんが、「少しフック気味に芝居を投げてみたら、どういう反応をするのかな?」みたいな感じで。そこで見せる反応が、本当の表情のような気もしますし、結果的にそれがいい表情として映るときもありますから。そういう反応を見るのが面白くて…。「いつも僕を相手に、こういうふうに楽しんでいるんだな」と、先輩方の気持ちが理解できました(笑)。
そうですね。やっぱり、お芝居はキャッチボールですから。もちろん、「こういう芝居」と固めて現場に来て、とてもいいお芝居をされる方もいらっしゃいます。でも僕は、どちらかというと現場で相手とせりふを交わして、掛け合いの中から生まれたものを大事にするタイプ。だから、芝居は現場でどんどん変えていきます。この作品でも、高校生らしさは、そういうふうにみんなとお芝居を作り上げていく中から生まれた部分も大きいです。
感情的になれるところが楽しかったです。同年代とやることで、「僕もまだまだこういうふうにエモーショナルになれるんだ」と再確認することができました。大人になればなるほど、感情を表に出す機会は減っていきますよね。でも、この映画では、そういう大人の理屈を無視して、感情をぶつけ合うことができました。そういう熱さは、きっと画面を通して皆さんにも伝わるはずです。だから、見てくださった方にも、「時にはこういうふうに熱くなることも悪くない」と感じてもらえたらいいですね。
(取材・文・写真/井上健一)
舞台・ミュージカル2025年12月13日
稲垣吾郎が、2026年2月7日から開幕するPARCO PRODUCE 2026「プレゼント・ラフター」で傑作ラブコメディーに挑む。本作は、劇作、俳優、作詞、作曲、映画監督と多彩な才能を発揮したマルチアーティスト、ノエル・カワードによるラブ … 続きを読む
映画2025年12月12日
-パーシーのように、与えられた仕事を楽しくやるコツがあれば教えください。 仕事があることが幸せ。シンプルにそういう意識を持ってやっています。僕もミュージシャンを目指していろいろとやっていましたが、思うように行かなくて。でも、音楽に対する情 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月10日
-堤さんと高橋さんは高橋さんのドラマデビュー作以来のタッグと聞いています。堤さんは高橋さんの吉良上野介にどのような期待を寄せていますか。 堤 ぴったりだと思いますよ。生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも知り尽くしていますから。デビューの瞬間 … 続きを読む
ドラマ2025年12月8日
-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む