【インタビュー】『菊とギロチン』木竜麻生、初主演の過酷現場は「必死すぎて覚えていない」そこから得た“度胸とワクワク”

2019年4月26日 / 12:00

-本作を通して女優としての変化はありましたか。

 撮影を乗り越えられたことは自信につながったし、度胸もついたと思います。今までは、おっかなびっくりで「私がここにいていいのかな」とネガティブになることもあったけど、失敗や怒られることは20代のうちにやっておかないといけないだろうし、やって怒られたら「すみません!」でいいかなって。これからは、もっとワクワクした気持ちで現場に立ちたいです。

-この作品は木竜さんにとってどのような存在になりましたか。

 この現場がなかったら今の私はないです。いろんな初めてを経験させてもらい、女優としても人としても新しい考え方や感情を引き出してもらいました。

-最後に読者にメッセージをお願いします。

 瀬々監督をはじめ、スタッフ・キャストが圧倒的な熱量で作り上げました。舞台は大正ですが、現代にも当時と同じような鬱屈として先が見えない不安はあると思うので、今を生きる人たちにも何かを感じてもらえると思います。ぜひ見てください!

(取材・文・写真/錦怜那)

『菊とギロチン』Blu-ray&DVD
2019年4月26日(金)発売
https://pcsc-movie-product.ponycanyon.co.jp/item014.html

『菊とギロチン』ブルーレイ

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

市毛良枝「現代の家族のいろんな姿を見ていただけると思うし、その中で少しでもホッとしていただけたらいいなと思います」『富士山と、コーヒーと、しあわせの数式』【インタビュー】

映画2025年10月23日

-文子が生涯学習の講座に行きますが、生涯学習についてはどう思いますか。  実は、以前、静岡県の生涯学習の委員をやっていました。それから最初に出した『山なんて嫌いだった』という本の後書きに「いつか少し時間ができたら大学に行って勉強してみたい」 … 続きを読む

林裕太「北村匠海さんや綾野剛さんとのつながりを感じました」期待の若手俳優が先輩2人と作り上げた迫真のサスペンス『愚か者の身分』【インタビュー】

映画2025年10月22日

-その場でとっさに反応したように見える迫真のお芝居でした。では、マモルにとってもう一つ大事な要素である北村さん演じるタクヤとのバディ感は、どのように作っていったのでしょうか。  北村さんと一緒に現場で作っていった感じです。僕が最初、緊張して … 続きを読む

南琴奈「今までに見たことがないような映画を楽しんでいただけたらと思います」『ミーツ・ザ・ワールド』【インタビュー】

映画2025年10月22日

-ライと似ているところや共感するところはありましたか。  全てを理解することはできないですけど、すごく分かる部分も多かったです。もちろん私は今死にたいわけではありませんが、ライさんの死に対する考え方も理解できるところはあって、言っていること … 続きを読む

timelesz・橋本将生「『大切な人を守りたい』という気持ちは共感できる」 菊池風磨のアドバイスも明かす【インタビュー】

ドラマ2025年10月21日

-恒松さんが演じるピュアで心優しい澪と、どこかあやしげな魅力を持つ冷静でクールな眞希、この2つの人格の女性のうち、橋本さんはどちらに引かれますか?  どっちだろう、ちょっと考えてもいいですか……!? うーん……どちらも魅力的です(笑)。 - … 続きを読む

高橋一生、平山秀幸監督「アクションはもちろん、人間ドラマとしてもちゃんと娯楽性を持っている作品に仕上がっていると思います」「連続ドラマW 1972 渚の螢火」【インタビュー】

ドラマ2025年10月20日

-高橋さん、沖縄の言葉は大変でしたか。 高橋 真栄田に関しては「ないちゃー(本土の人間)」と言われているような男なので、そこまで大変ではなかったのですが、(小林)薫さんや青木(崇高)さんは結構大変だったと思います。真栄田は彼なりによかれと思 … 続きを読む

Willfriends

page top