【インタビュー】『R&J』佐藤流司、新しい“ロミオ&ジュリエット”で「ロミオ像をぶっ壊す」

2019年4月23日 / 12:00

-ロックといっても幅広いですが、どんなロックが好きなんですか?

 何でも聞きますよ。あまりこだわってはいませんが、明るくポップなものよりは、ロックに振り切った音楽が好きです。

 

-例えば、どんなバンドですか。

 言い出したらきりがないです(笑)。the GazettEさんはもちろん大好きですし、GEEKSさん、AIR SWELLさん、9mm Parabellum Bulletさんとか…。洋楽も聞きますし、とにかく何でも聞きます。

-幅広いですね。憧れのロックスターは?

 やっぱりhideさんです。カリスマ性をすごく感じます。

-では、ロックを歌うって時に意識されていることは?

 ミュージカルやJ-POPを歌うときは歌詞の意味を大事にすることが最優先ですが、ロックの場合は音のハマりが気持ちいいように歌う。だから、ロックならばある程度は歌詞が聞き取りづらくてもいいのかなって思っています。五感とノリを意識しています。

-(取材当時、出演中だった)愛のレキシアター「ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ」では劇中でレキシさんの楽曲を歌われていましたが、それはいかがでしたか?

 自由に歌わせてもらいました。なので、ミュージカルを歌うときのように声の伸びというのはそれほど意識せず、楽しく好きに歌えましたね。

-愛のレキシアター「ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ」もまた、佐藤さんにとっては挑戦的な作品でしたね。

 新しい世界や、いわゆるストレートプレーと呼ばれる舞台にも目を向けていかないといけないなって改めて感じさせられた舞台でした。台本に書いてあるけど、書いてないように話す。逆に台本にない言葉を台本に書いてあるように話す。間(ま)もその日によって変わっていいっていうように、舞台が生ものなんだってことを改めて実感しました。2.5次元は、せりふの言い回しや語尾にまで気を付けて、制約がある中で自分ができることを考えるのですが、今回はそういう制約が何一つなく、みんなが自由に演じていた。2.5次元の作品に出演し続けるためにも、いろいろな方向に目を向けて、自分の引き出しを増やしていかなくちゃいけないなって思わされました。

-最後に、改めて『R&J』への意気込みを。

 これは“ロミジュリ”じゃないんじゃないかってくらいの変貌を遂げる作品になると思うので、“ロミジュリ”を見たことがある人もない人も、まったく新しい気持ちで見に来ていただければいいなと思います。

(取材・文・写真/嶋田真己)

Rock Opera『R&J』

 Rock Opera『R&J』は6月14日~23日、都内・日本青年館ホール、7月4日~7日に大阪・森ノ宮ピロティホールで上演。
公式サイト https://rockopera-rj.com

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

早瀬憩「撮影中は朝子と一心同体で生きた感覚がありました」感動のヒューマンサスペンスで入魂の演技『私はあなたを知らない、』【インタビュー】

映画2026年8月27日

-中野監督は、早瀬さんのクランクアップ時の様子について「崩れ落ちるように」と語っていますが、当時の心境はいかがでしたか。  撮影中は朝子と一心同体で生きた感覚があったので、クランクアップしたときは「うれしい」でも「寂しい」でもなく、何とも言 … 続きを読む

渡邊圭祐「登場人物に共感ができない部分があるからこそ面白い」 舞台「Yerma イェルマ」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年8月27日

 スペインの詩人・劇作家ロルカの傑作「イェルマ」を起点に、作:オノマリコ×演出:稲葉賀恵によって、1930年代のスペインから現代の東京へと舞台を移し、生きる価値を見出そうとする女と男たちの物語を描く舞台「Yerma イェルマ」が9月21日か … 続きを読む

西島秀俊「人間は互いに支え合い、助け合って生きている」入魂のヒューマンドラマで、スペシャルニーズの子どもたちと共演『時には懺悔を』【インタビュー】

映画2026年8月26日

-しんすけさんを含め、スペシャルニーズの方々やそのご家族にお会いしたことで、作品に取り組むお気持ちに変化はありましたか。  最初にお会いしたとき、ご家族から「俳優として接してください」とお話がありました。「やりたいことは遠慮しないでください … 続きを読む

【K-POPもKドラマも深読みしたら韓国が見えた】#MOMOはなぜ、同い年のアナウンサーを「友達」と呼んだのか――韓国語「チング」のもう一つの意味

2026年8月25日

 K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む

毎熊克哉、近藤華「見えないという恐怖をちょっと和らげてくれる映画だと思います」『見えない娘 THE INVISBLES』【インタビュー】

映画2026年8月25日

近藤 風子が映画を撮ることに興味があるのは、自分ともすごく似ているところだったので、近藤華のオタク的な部分を出して演じた部分はありました。風子は年齢的に子どもでも大人でもない時期なので、自分は大人だと思って背伸びをしているところから、だんだ … 続きを読む

page top