【2.5次元】佐藤流司、「仕事は難しい方がいい」 愛のレキシアター「ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ」ではシュールな笑いに挑む

2019年1月10日 / 09:47

 ミュージカル『刀剣乱舞』の加州清光役やライブ・スペクタクル「NARUTO—ナルト—」のうちはサスケ役など2.5次元ミュージカルで活躍する佐藤流司が、「愛のレキシアター『ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ』」に出演する。原案・演出・上演台本を務めるたいらのまさピコ(河原雅彦)が「実現させない限り死ねない」と心に決めていた企画の筆頭だったという本作で、佐藤は山本耕史、松岡茉優、八嶋智人ら豪華キャストとともに、レキシの楽曲で綴られた愛の物語に挑む。本作、そして2.5次元ミュージカルへの思いを聞いた。

源義経役の佐藤流司 スタイリスト/吉田ナオキ ヘアメイク/ yama.

—これまでとは、また作風の違う舞台となりそうですが、ご出演が決まった気持ちは?

 あらすじも何も知らない状態で出演が決まるのは久しぶりだったので、純粋に楽しみに思いましたし、うれしかったです。

—ビジュアルが公開されましたね。今回の役柄は源義経ということですが。

 (源義経は)演じたことがないんです。でも、刀を持ってるキャラクターなので、得意分野かなって思ってます(笑)。

—演出の河原さんとは、今回が初めてですが、印象は?

 台本を読んだときはヤバい人なんじゃないかなって思ってたんですが(笑)、すごく優しくて、柔らかい口調の方でした。

—台本はすでに読まれたんですね。読まれていかがでしたか?

 ぶっ飛んでました。ト書きが面白くて、笑いましたね。

—佐藤さんが演じられる源義経については台本を読んでどうお感じになりましたか?

 源義経というと、軽快な動きが特徴で、のちに戦の天才と呼ばれたりもする「最強」なイメージですよね。でも今回の台本では…そのイメージとは一致しないですね。どちらかというと、俺自身に近いキャラクターです。

—それは、どんなところが?

 ライトなんです。すごくフランクな会話もあって、最近の若造って感じです。伸び伸びと演じられそうです。

—今回は、河原さんをはじめ、キャストも初めての方が多いですね。

 今回のキャストは、(井上)小百合ちゃん以外は全員初対面です。俺、人見知りなんで、初対面が本当にダメなんですよ。(取材当時に出演していた)音楽劇「道」でも、(初対面の)キャストの方とお話しするのに1週間ぐらいかかりました(苦笑)。コミュニケーション能力をもう少し養っていかなければいけないなと思います。

—初めての方との舞台が続きますね。

 そうですね。自分自身もそうしたいという思いがあります。今後、2.5次元という舞台を続けていくにしても、2.5次元じゃない舞台を経験しないと2.5次元の舞台が良くならないと思うので、いろいろなお芝居も経験しておきたいんです。

—佐藤さんは、2.5次元のトップ俳優の一人ともいえる存在だと思いますが、2.5次元以外の舞台に出るときは、どのような思いがありますか?

 2.5次元以外のお仕事をさせていただいたときに「2.5次元だからなめていたけどいいね」ってよく言われるんです。2.5次元はなめられやすいジャンルだと自覚はしていますが、でもそれは俺からしたら褒め言葉じゃない。2.5次元だって普通の舞台なんだから、そういう言葉は言ってほしくないんです。でも、確かにストレートプレーではぺーぺーだということも分かっているので、よろしくお願いしますという気持ちもあります。

 
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