【2.5次元インタビュー】阿久津仁愛、ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs氷帝に「尊敬だけじゃなく勝つ気持ちで挑む」

2018年6月27日 / 16:00

-リョーマとかぶるところは少ないんですか。

 こんなに生意気ではないと思います(笑)。僕、演じていて(リョーマのことが)怖いなって思いますから(笑)。…でも、分かんない。最近、仲良くなった人には、イタズラしたりしているから…そういうところもリョーマっぽくなったのかも(笑)。

-確かに、阿久津さんが演じるリョーマには、柔らかな雰囲気が感じられる瞬間があります。

 アンコールナンバーとかになると、完全に自分が出ちゃうときがあって(笑)。僕、すぐにニコニコしちゃうんで、もうちょっと頑張ろうと思います(苦笑)。

-今回、共演される氷帝のメンバーとは、「3rdシーズン 青学vs六角」(16)と「コンサート Dream Live 2017」で共演されていますね。

 あの頃は、本当にすごいなって、ひたすら思っていました。でも、すごいと思うのは失礼ですよね。超えるとか勝つって気持ちがないといけないと思うんです。だから、今回は、尊敬するだけじゃなく、勝つ気持ちでいきます! でも、氷帝のキャストの皆さんは、本当に優しいし、いろんなことを教えてくれるので感謝しています。

-今回は、大阪、福岡、宮城、そして初の岐阜公演もあります。国内でも、土地によってお客さんの雰囲気は変わりますか。

 全然違います。それに、地方公演の初日って、見るのが初めてのお客さまがほとんどじゃないですか。だから、すごく新鮮なリアクションが返ってくるんです。でも、千秋楽のあいさつが(土地土地で)毎回あるので…それは大変だなと(苦笑)。もうネタがないんですよ。ネタがないと、キャストからも突っ込まれるし…、何より、親から言われるのが一番キツイ(苦笑)。

-あいさつは、前もって考えておくんですか。

 考えます、直前まで本当に考えています。結構、プレッシャーなんですよね。初日のあいさつも緊張します(苦笑)。まあでも、それも含めて楽しみです。

-改めて、今回の公演への意気込みを。

 氷帝は凍らせる勢いで試合に挑んでくると思うので、それを僕たち青学が溶かしたいと思います。

-全国大会だけに、試合もさらに熱気にあふれたものになりそうですね。

 なりますね! 関東大会や都大会以上の熱気があると思います! もし、本当の全国大会だったら、どれだけ精神を研ぎ澄ますかが大事だろうし、前日は絶対に早く寝ますよね? だから、僕も公演の前日は早く寝て、本当の部活の大会だという思いでステージに上がろうと思っています!

(取材・文・写真/嶋田真己)

ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン
全国大会 青学(せいがく)vs氷帝 
(C)許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト
(C)許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

 ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 全国大会 青学(せいがく)vs氷帝は以下の日程で上演。

東京公演:7月12日~22日 TOKYO DOME CITY HALL
大阪公演:8月1日~12日 大阪メルパルクホール
福岡公演:8月18日~19日 アルモニーサンク北九州ソレイユホール
岐阜公演:9月1日~2日 バロー文化ホール(多治見市文化会館)大ホール
宮城公演:9月8日~9日 多賀城市民会館 大ホール
東京凱旋公演:9月20日~24日 TOKYO DOME CITY HALL

公式サイト https://www.tennimu.com

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