エンターテインメント・ウェブマガジン
僕は大丈夫でした。今回は超タイトスケジュールでプライベートは寝るだけだったので、撮影期間中は肉体的にも精神的にもタカノリにどっぷり漬かっていました。そのうちに僕本来の日常を忘れて、タカノリが日常になっていくんですが、やっていることは非日常だから思考がトロンとしてきて…。でも、逆にそれが撮影ではいい作用として働いたと思います。
そんな風に言われているんですか? ありがとうございます(笑)。演技に関しては舞台での経験が反映していると思います。役者の表情が見えにくい客席の一番後ろのお客さんにも届けなければいけないので、そこで培ったものは役者として大きな糧になっています。
劇団「柿喰う客」の玉置玲央さん(2013年の舞台「飛龍伝」で共演)に会って、役者としての観念が180度変わりました。役者を始めたばかりの頃は、他の役者に負けたくなかったし、とにかく自分が前に出ていかなければいけないという強迫観念もあり、一緒に作品を作っているのに、共演者を仲間だとは思っていませんでした。例えば、2人のシーンでも、自分の役にしか向き合わず、相手のことを全く気にしないで「僕一人でこのシーンを構築すればいい」と考えていました。それが、玉置さんの話を聞き、立ち居振る舞いを見ているうちに、共に演じるという“共演”の意味が分かるようになりました。
自分自身や出演した作品に興味を持ってもらいたいので、常に期待以上のことをしなければいけないと考えています。あとは、20~30年先の話ですが、立っている姿だけで見る人の想像力をかき立てるような役者になりたいです。そのために、今は体や頭、心に歴史をどんどん刻んでいきたいです。
(取材・文・写真/錦怜那)
映画2024年11月22日
『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』(11月22日公開) 真面目な税務署員の熊沢二郎(内野聖陽)は、天才詐欺師の氷室マコト(岡田将生)の巧妙な詐欺に引っかかり大金をだまし取られてしまう。 熊沢は、親友で刑事の八木(皆川猿時)の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2024年11月20日
-なるほど。では、公演が12月ということで、2024年の振り返りをお願いします。 今年は自分で掲げた目標に対しての成果も感じることができたので、充実した1年でした。これまではどこかで「やらされている」という感覚があって、自分の意志でできた … 続きを読む
ドラマ2024年11月17日
Q:合格に向けて、どのように勉強されたか教えてください。 早川 中3の2月に、予備試験を目指すぞって決めてからは、興味の赴くままがむしゃらに勉強してました。平日は、学校から帰ってきて、先ほどお話しした「伊藤塾」のオンライン授業を夜10時 … 続きを読む
映画2024年11月15日
-お2人は今回初共演となりますが、現場での様子はいかがでしたか。 八村 「シェアハウス対ユウ」という構図がある中で、共演者の方々とどういう距離感で接すればいいのか、だいぶ悩みました。でも僕は、役のために距離を取ったりすることが苦手なんです。 … 続きを読む
ドラマ2024年11月15日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月10日に放送された第四十三回「輝きののちに」では、三条天皇(木村達成)の譲位問題を軸に、さまざまな人間模様が繰り広げられた。 病を患い、視力と聴力が衰えた三条天皇に、「お目も見えず、お耳 … 続きを読む