【インタビュー 】『ワンダーウーマン』乃木坂46 高山一実「今回は強い感じを心掛けました」 松村沙友理が闘う相手は三期生の大園桃子!

2017年8月29日 / 13:41

 1941年に誕生したDCコミック初の女性スーパーヒーローの活躍を描いた映画『ワンダーウーマン』。そのイメージソングを歌う乃木坂46の松村沙友理と高山一実が、初のアメコミ体験や本作に携われた喜び、理想の女性像やライバルについて語った。

松村沙友理(左)と高山一実

-本作は、女性だけが暮らす孤島のプリンセスであり戦士のダイアナ(ワンダーウーマン)が、不時着したパイロットのスティーブを救うことで外の世界に飛び出し、世界を救うために奮闘するさまを描いていますが、鑑賞後の感想は?

松村 女性がメーンのヒーロー作品ってどんな感じなんだろうと不思議でしたが、ダイアナが女性らしさを持ちつつ格好良くて、アクションもすごくて、同じ女性として憧れました。現代とは違う昔(舞台は、第1次世界大戦末期)の世界観も新鮮で、見ていて楽しかったです。

高山 実は2回見たんですけど、2回とも楽しめました。(ダイアナ役の)ガル・ガドットさんが本当に美しく、コスチュームもかわいくて、戦闘シーンのハラハラドキドキする感じもすてきでした。あと、(スティーブ役の)クリス・パインさんとダイアナとの関係にも感動しました。

-もともとアメコミが好きなのでしょうか。

高山 アメコミは見たことがなくて、この作品で知ったのですが、これをきっかけに他のアメコミ映画も見たいと思いました。

松村 私も漫画やアニメは大好きですけど、アメコミは見たことがなく、アメコミ映画も今回が初めてでした。私も他の作品を見てみたいです。

-本作のイメージソングは「乃木坂46はワンダーウーマンが象徴しているものと同じものを持っている」として、パティ・ジェンキンス監督から直々のオファーを受けて歌うことになったそうですね。話を聞いた時はどう思いましたか。

高山 すごくうれしかったですし、日本でも『ワンダーウーマン』を盛り上げるために頑張らなきゃと思いました。

松村 世界中で大ヒットしている作品なので、すごくびっくりしたけど光栄です。乃木坂は女の子だけのグループで、ダイアナも女性ばかりの島で生まれ育っているから、共通する部分もありますよね。

-イメージソング「女は一人じゃ眠れない」は本作のための書き下ろしですが、実際に歌ってみての感触は?

高山 イントロにバンバーンって激しい音が入っていてびっくりしたけど、それだけで闘っているシーンが浮かびました。そういう曲は今までになかったので新しいと思ったし、いつもはかわいい感じで歌うことが多いけど、今回は強い感じを心掛けました。あと、わたしは声が低い方なので、キーが低めのこの曲はすごく歌いやすいです。

松村 今までの乃木坂にはない重低音や、闘っている感じを表現しているダンスが格好良くて大好きです。歌っていて気持ちいいし、ワンダーウーマンになった感じがします!

-そのワンダーウーマンは美しく、強く、聡明で、誰もが憧れるような女性ですが、お二人が理想とする女性像とは?

松村 私は臆病で、周りについて行ったり、動かなきゃいけない時に動けなかったりするタイプなので、ダイアナみたいに心が強くて、自ら行動できる女性に憧れます。

高山 昔からきれいな人への憧れが強いので、心と見た目が美しい人になりたいです。以前お会いしたことがある佐藤栞さんは本当に優しくて、心の美しさがにじみ出ていたので、ああいう人になりたいと最近すごく思っています。

-高山さんはロサンゼルスでガドットさんにインタビューをされたそうですが、どのような印象を持たれましたか。

高山 会った瞬間にほほ笑みかけてくれたんですが、それが心からの笑顔で、包み込むように受け入れてもくれたので、それまでの緊張が一瞬でハッピーに変わりました。美の秘訣(ひけつ)を聞いたら、「水を飲むこと」と教えてくれたので、少しでもこうなれるなら…と、今は苦手な水を飲むように心掛けています。

-効果は表れていますか。

高山 今のところはまだ…。1カ月に(ボトル)1本くらいしか飲んでいないので、まだ出てないです(苦笑)。

-お二人もまた、女性からの憧れの的になっていると思いますが。

高山 めちゃめちゃうれしいです。

松村 私は女の子が好きで、女性に憧れることも多いので、自分が憧れられる立場になるのは光栄だし、とてもうれしいです。

-映画のタイトルにちなんで、最近のワンダーな出来事を教えてもらえますか。

高山 この間、初めて40度ぐらいの熱を出したんです。でも、人ってすごいですよね。あんなにつらかったのに2日ぐらいたったら元気になって、人間って面白い作りでできているなぁと思いました。

-今、女戦士のように闘いたい相手やライバルなどはいますか。

松村 ガチのライバルは(三期生の大園)桃子ちゃん(笑)。すごい、まいちゃん(白石麻衣)に懐いている…。お母さんを取られたお姉ちゃんみたいな気持ちで、嫉妬しているんです。最近は、どうやってまいちゃんに甘えようか考えています(笑)。

(取材・文・写真/錦怜那)

 本作は、アメコミの女性スーパーヒーロー「ワンダーウーマン(プリンセス・ダイアナ)」が活躍するアクション映画。ダイアナは、自身が住む女性だけの島で助けたアメリカ人パイロットのスティーブから外の世界で起きていることを知り、悪に立ち向かうことを決意する。25日(金)より公開されたが、ワンダーウーマンとスティーブのラブストーリーが描かれており、女性からの支持が高い。ワンダーウーマンのまっすぐで強い姿に、感動した、泣けたという感動の声が上がっている。8月25日より大ヒット公開中。

(C)2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

前田旺志郎「世の中に関心を持つ大切さに気付いた」窪塚愛流「止まっていた時間が動き出した」初共演の2人が福島原発事故を題材にした映画で感じたこと『こんな事があった』【インタビュー】

映画2025年9月16日

 東日本大震災から10年後の福島を舞台に、原発事故で引き裂かれた家族と青春を奪われた若者たちの姿を描いた『こんな事があった』が9月13日から全国順次公開中だ。監督・脚本は、『追悼のざわめき』(88)などで日本のみならず世界の映画ファンから支 … 続きを読む

グイ・ルンメイ、真利子哲也監督「お互いが思い合うからこそすれ違う。でもそこには愛があるという家族の形を描きたかった」『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』【インタビュー】

映画2025年9月12日

 ニューヨーク・ブルックリンで暮らすアジア人夫婦を主人公に、息子の誘拐事件をきっかけに夫婦の秘密が浮き彫りとなり家族が崩壊していく姿を、全編NYロケで描いた『Dear Stranger/ディア・ストレンジャー』が、9月12日から全国公開され … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(3)無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力

舞台・ミュージカル2025年9月12日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼無鉄砲小僧、恐れを知らぬ行動力 … 続きを読む

北村匠海 連続テレビ小説「あんぱん」は「とても大きな財産になりました」【インタビュー】

ドラマ2025年9月12日

 NHKで好評放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした柳井のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)夫婦の戦前から戦後に至る波乱万丈の物語は、ついに『アンパンマン』の誕生にたどり着いた。 … 続きを読む

中山優馬「僕にとっての“希望”」 舞台「大誘拐」~四人で大スペクタクル~の再始動で見せるきらめき【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年9月11日

 中山優馬が主演する舞台「大誘拐」~四人で大スペクタクル~が10月10日に再始動する。本作は、天藤真の小説「大誘拐」を原作とした舞台で、2024年に舞台化。82歳の小柄な老婆が国家権力とマスコミを手玉に取り、百億円を略取した大事件を描く。今 … 続きを読む

Willfriends

page top