「良い子なのか、悪い子なのか…」自分似の役柄に全力投球! 島崎遥香(牧野由香)【「ひよっこ」インタビュー】

2017年6月22日 / 08:20

 有村架純がヒロイン役を務めるNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」の第11週から、すずふり亭のコック牧野省吾(佐々木蔵之介)の娘で、わがまま放題の跳ねっ返り娘・由香役で出演する島崎遥香。AKB48在籍時から女優としても活躍していた島崎だが、自分の演技には全く納得していないとか。そんな彼女が“朝ドラ”に挑戦した理由や、今後の芸能活動について、率直な思いを語った。

 

牧野由香役の島崎遥香

-女性オーディションに臨んだそうですが、合格した時のお気持ちは?

 決まった時は「まさか自分が?」とびっくりしました。本当は、みね子の友達役のオーディションと聞いていたんですが、「友達役っぽくないらしく」て…(笑)。でも、岡田(惠和)さんが由香役をくださったのは有り難いですし、ぜひやらせていただきたいと思いました

-そもそもオーディションを受けようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

 マネジャーさんに言われたからです(笑)。女優さんはいろいろなオーディションを受けるんでしょうけど、私は慣れていないし、「オーディション」と聞いただけで心にグサッときて、苦しいと思っていました。でもやるっきゃないと思ったし、やるからには役を目指していこうと全力投球しました。今は本当に受けて良かったと思っています。

-実際に出演してみていかがですか。

 まだ映像を見ていないので、朝ドラに出ている実感は湧かないです。撮影中は緊張して、せりふは覚えているけどつっかえちゃって。朝ドラ独特の毎週月曜日にリハーサルがあるということにもまだ慣れません。

-由香は、小さいころは素直でかわいかったけど、母の死をきっかけに跳ねっ返り娘に変貌。さらに、画家と結婚して家を出るが、時々お金の無心をするために連絡をしてくるというキャラクターですが、役作りで難しいことはありますか。

 撮影のたびにキャラクターが変わっているような、良い子なのか悪い子なのかつかみどころがない感じなので、演じていてすごく難しいです。でも、このままつかみどころがないキャラクターでいくのか、心からの言葉を発する日がやってくるのか、そこは自分でも楽しみにしています。

-由香役は島崎さんに“当て書き”したと言われていますが、ご自分と似ていると思いますか。

 オーディションでは猫をかぶっていたつもりだったので、岡田さんにこんなイメージを持たれたんだ…とちょっとショックでした。悪い感じを見抜かれたのかな(笑)。心で思っていることに反して強く言ってしまうところなど、性格的には似ていると思います。自分自身を見直す機会になりました。

-もちろん由香とは違う一面もあると思いますが、ご自身が考える自分の性格の特徴とは?

 皆さんは笑うかもしれないですけど、かなり繊細で泣き虫です。現場でつらいことがあると、人前では耐えるけど家では泣いているし、普通の人なら聞き流すようなささいなことを受け止めてしまうことが多いです。執念深いので、そういう嫌なことは細かく覚えていて生涯根に持ちます(笑)。

-これから本格的に撮影が始まりますが、楽しみにしていることはありますか。

 家族(父・省吾/佐々木蔵之介さん、祖母・鈴子/宮本信子さん)がいるので、家族と一緒のシーンはあってほしいなぁと願っています。

-みね子(有村)に迷惑をかけてしまうシーンもありますが、初共演の有村さんの印象はいかがですか。

 誰に対してもこんなにも良い人って存在するんだ…と思いました。絵に描いたような優しい方です。

-“国民的ドラマ”にも出演するようになったわけですが、女優としての手応えを感じていますか。

 全くないって言っていいのか…。お芝居を面白いと思えるまでのレベルに達していないので、今までも自分の映像を見るたびに「ここが駄目だった」「もっとこうできたな…」という後悔や反省があります。「よっしゃ、できた!」と思った時がありません。

-では、女優以外の道も今後の芸能人生の選択肢にあるのでしょうか。

 こんなんじゃバラエティーは無理だろうし、演技もできるわけではないし…。まだ1人で活動し始めたばかりなので、いろんなことにチャレンジしていく中で、自分が自信を持ってこの道に進もうと思えるようなものを探していけたらいいなと考えています。でも、オーディションに受かるなんて思っていなかったし、卒業後にこんなチャンスがもらえるなんて思っていなかったので、今の状況にはとても満足しています。

-いつか、朝ドラのヒロインを演じてみたいという願望はありますか。

 そういうのは全くないです。今回は岡田さんがチャンスを与えてくださったから、有り難いという気持ちで、心から出たいと思いました。でもこれからは、朝ドラという肩書にこだわらず、出たいと思う作品であればオーディションを受けていきたいです。


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