【あさが来たインタビュー】玉木宏「ふらふらしたボンボンですが、品の良さは大事にしたい」 商才ある妻を支える大阪の両替屋の次男坊、白岡新次郎役

2015年9月25日 / 15:19

 28日から始まるNHKの連続テレビ小説「あさが来た」。いいなずけだった京都の豪商の娘、今井あさ(波瑠)と結婚し、自らは三味線の稽古に精を出す道楽者として振る舞いながら、商才のあるあさを自由に働かせ、裏で支える夫の新次郎を演じる玉木宏。玉木がほほ笑ましい夫婦関係と、波瑠と共に盛り上げている撮影現場のエピソードを語る。

 

白岡新次郎役の玉木宏

白岡新次郎役の玉木宏

-新次郎のどんなところに魅力を感じますか。

 真面目なことを話しているところでも、新次郎が現れることによって空気が一変する存在でありたいなと思っています。一見何を考えているのか分からないけれど、性格は優しい人です。

-あさの魅力は?

 この時代(幕末から明治)に、男性よりも表に出ていく、好奇心旺盛で仕事に対する情熱がある女性は珍しかったと思います。その姿は新鮮でありながら、何の違和感もなく受け入れることができています。(家庭は)守れる方が守ればいいと思いますし。

-新次郎は、結婚後もどんどんあさに引かれていくのですか。

 あさがいろんなことを起こすたびに、ほれ直したりあきれたり。そこが新次郎の人間らしいところです。

-時代劇と、連続テレビ小説という日常に近いドラマとのバランスはどう考えていますか。

  これから1日を頑張る人達に向けて、明るい気持ちで演じようと思っています。時代劇は日本家屋や着物など、描かれる「和」の要素が日本人としてとても落ち着くものだと思っています。時代劇にすることによって、人の心情がはっきり見える。このドラマは、いろんな厳しい時代を乗り越えていきますが、結局は穏やかな気持ちにさせてくれる愛情にあふれた作品です。

-「こころ」以来の朝ドラですが、朝ドラの魅力をあらためてお聞かせください。

 毎日放送されることで、全国の方が本当にその世界がそこにあるかのような感覚でドラマを見てくれます。だからこそ、どこかにリアリティーを持って演じなければと思っています。

-町人を演じて、町人言葉を話してみて気付いたことは?

 例えば正座をしている時の手の置き所とか、ちょっとしたところに粋な感じというのが表われてくるので、気を付けています。新次郎はふらふらしたボンボンですが、品の良さは大事にしたいと思っています。大阪言葉には勢いがあって強いというイメージがありますけど、このドラマでは京都に近いはんなりとした優しさのある言葉になっています。

-波瑠さんは撮影現場で風船を割ったりして雰囲気を和ませているそうですね。

 長丁場の現場をやっていく上で、どんな形のコミュニケーションでもいいから、何かをするということはとても大切です。意思の疎通ができているからこそ、仕上がる世界もある。波瑠さんは現場に明るさをもたらしてくれていると思います。

-白岡家の空気感は?

  とてもいい雰囲気です。波瑠さんが他の撮影から戻ってきた時も「家に帰ってきたみたいな気がする」と言っていましたから。

-波瑠さんの印象は?

 仕事に対する姿勢はすごく真面目だけど、そんなに気負っているようにも見えない。プレッシャーをメンタル面でカバーできる人。だからすごく芯が強い感じがします。おとなしくまとまっているというのではなく、好奇心旺盛でおてんばな部分も見え隠れしています。

-空いている時間は何をしていますか。

 宮崎(あおい)さんたちがやっている刺繍に僕も何回かトライしましたが、難しいですね(笑)。

-撮影のために大阪で生活してみて感じることは?

 活気があります。関東の人は相手のことを伺いつつ会話するところがありますが、関西の人はいい意味で距離感がない(笑)。自然とこちらも話してしまうし、会話をすることでたくさんの元気がもらえる街だと思います。

-序盤の見どころは?

 家の都合で結婚はしたものの、本当にこの夫婦大丈夫なのかなというのも見どころの一つだと思います。あさの行動に対して新次郎がどういうアクションを起こすのかも面白い。いろんな世代からいろんな見方ができると思います。朝ドラらしいシンプルでオーソドックスなストーリーだからこそ、明るさや温かさが伝わりやすいと思います。


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

「道三は先見性のあった人。『野心の塊』とは違う人間らしさを表現したい」本木雅弘(斎藤道三)【「麒麟がくる」インタビュー】

ドラマ2020年2月16日

 好評放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」。群雄割拠の戦国時代を舞台にした本作で、主人公・明智光秀(長谷川博己)の主君に当たるのが、美濃の守護代・斎藤道三(利政)である。下剋上を実践した戦国大名の代表的な存在として知られるが、研究が進んだことで … 続きを読む

【インタビュー】映画『フードロア:Life in a Box』齊藤工監督 世界的プロジェクトへの参加で「楽な気持ち」に… 安藤裕子 6年ぶりの映画出演は再びものづくりを楽しむチャンスに!

映画2020年2月14日

 アジアの八つの国の気鋭監督による“食”をテーマにした8エピソードからなるアンソロジーシリーズに監督として参加し、『フードロア:Life in a Box』を手掛けた齊藤工。本作に「神がかったキャスティング」によって出演するシンガーソングラ … 続きを読む

【インタビュー】ウーマンリブvol.14「もうがまんできない」宮藤官九郎 大河ドラマを終え、次に描くのはストレスフルな人間たちの群像劇

舞台・ミュージカル2020年2月13日

 脚本家で演出家、俳優としても活動する宮藤官九郎が、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」を終え、次に挑むのは自身が所属する「大人計画」の劇団公演「ウーマンリブシリーズ」だ。同シリーズは、宮藤が作・演出を務め、何ものに … 続きを読む

【映画コラム】全編を通してワンカットに見える『1917 命をかけた伝令』

映画2020年2月12日

 第1次大戦下、1917年のある日の西部戦線。イギリス軍兵士のブレイク(ディーン・チャールズ・チャップマン)とスコフィールド(ジョージ・マッケイ)に伝令の命が下る。それは、対ドイツ軍との最前線にいる自軍に攻撃作戦の中止を伝えるというものだっ … 続きを読む

本木雅弘と22年ぶりの大河ドラマ共演に「抱きしめてやろうかと思いました(笑)」堺正章(望月東庵)【「麒麟がくる」インタビュー】

ドラマ2020年2月12日

 好評放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」。本格的な合戦シーンやくせ者揃いの戦国武将たちが続々と登場する見どころ満載の戦国絵巻に、週末が待ちきれなくなっている視聴者も多いに違いない。9日に放送された第四回「尾張潜入指令」では、堺正章演じる医師・ … 続きを読む

アクセスランキング RANKING

page top