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アンコールでは、一転して、アコースティックタイムに。ツアー中から、アンコールでは気ままなトークが展開されて、ファンを楽しませていたが、この日は「子どもの頃の思い出」をトークテーマに話が進んだ。話題を振られた鳴風は、「猫を拾った。名前はミヤ。冬だったから、フードの中に猫を入れて連れていた」というほのぼのとした思い出を紹介。すると、猫好きとして知られるRyujiもたまらず「私も猫を飼っているんですけど…」と話し出し、「今日、出てくるとき、頑張れよって背中を押してくれました。爪が立っているんで血がちょっと(出た)」というエピソードを披露した。
さらに、小学生のときの学芸会の話から「人とのつながりを再確認するライブにしたい」と締めくくると、中島みゆきの「糸」を情感たっぷりに聞かせる。そして、CHIROLYN、かどしゅんたろうが加わり、hide with Spread Beaverの「ROCKET DIVE」。会場にはファンのクラップが響き渡り、熱い一体感を感じさせた。
歓声に応えて行われた2度目のアンコールでは、「新曲が1曲だけというのも味気ないと思うのでもう1曲」と「仮面の告白」がサプライズで演奏された。美しくも切なく、一度聞いたら耳から離れないメロディーが印象的な楽曲だ。王道ではあるものの、The Brow Beatにはこれまでなかったタイプの楽曲でもあり、新鮮さが際立つ。
その後、ドンペリのピンク(高級シャンパン)を持って登場したHAKUEIが「The Brow Beatを応援してくださっている皆さんのために開けたいと思います」とシャンパンで恒例のお祝い。シャンパンを一気飲みしたRyujiは「せっかくなので野音をぶっ壊して帰りましょう! こよい、一つの歴史ある建造物がなくなります。ぶっ壊す、準備できていますか?」と客席を盛り上げると、ファンのテンションは爆発する。「日本」「アイリス」とラストまで一気に駆け抜けた。
“俳優・佐藤流司”が「舞台」で見せるパフォーマンスでも歌でもない、ミュージシャン・Ryujiのロック魂が際立ったこの日のライブ。Ryuji自身が全力で楽しみ、ステージを堪能していることを肌で感じられ、観客たちも終始熱い思いがあふれ出していた。この夜の余韻は胸に残り続けることだろう。
(取材・文/嶋田真己)
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