【芸能コラム】警察官からエイリアンまで!多彩な役を演じ分ける恒松祐里の魅力 「もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~」『散歩する侵略者』ほか

2018年3月13日 / 15:29

 私立中学校を経営する父・泰蔵(中村梅雀)率いる名家・北沢家に降りかかる数々のトラブルを、エリート三兄弟があの手この手で解決していくコメディー「もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~」(日本テレビ系 毎週土曜午後10時放送中)。このドラマで毎回、トラブル解決に悪戦苦闘する三兄弟の末っ子にして、主人公の秀作(山田涼介)にとってはオアシス的な存在となる池江里子を演じているのが恒松祐里だ。

(C)日本テレビ

 当初はエリート警察官の秀作がひそかに思いを寄せる部下の女性警察官として登場。紆余(うよ)曲折を経て互いの気持ちが通じ合い、晴れて恋人同士となった。正統派のヒロイン然とした美しさと、とぼけた味わいが共存するそのたたずまいに魅了された視聴者も少なくないだろう。その上、一時は秀作の兄・博文(小澤征悦)ともいい雰囲気になるなど、真面目な秀作を手玉に取る小悪魔的な魅力も発揮してみせた。

 背筋がピンと伸びたその姿から、大河ドラマ「真田丸」(16)での好演を思い出す人もいるに違いない。主人公・真田信繁(堺雅人)の一人娘すえを演じて初々しさを披露。早くに母を亡くし、父とは離れて暮らしながらも、健やかに成長した少女を伸び伸びと演じてみせた。

 
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