「鎌倉殿の13人」第41回「義盛、お前に罪はない」権力の掌握とともに深まる北条義時の孤独【大河ドラマコラム】

2022年11月5日 / 12:07

 ここで思い出すのは第40回、義盛と一旦和解した義時が「和田を滅ぼすには、いい口実だったが」とこぼした一言を「またまた、思ってもないくせに」と笑い飛ばした弟・時房(瀬戸康史)の存在だ。

 義盛の死によって空席となった侍所別当を兼務することになり、権力を掌握した義時を「兄上はすごい」と敬い、協力的な姿勢を見せる時房は、孤立を深める義時にとって唯一の理解者なのかもしれない。

 義時に反発する息子・泰時、前回コラムで書いたように義時の暴走を止めるブレーキ役が期待される姉・政子、そしてとことん義時を支える時房。親しい仲間を失い、孤立を深める義時がこの家族たちとどんなドラマを繰り広げ、どこへたどり着くのか。

 朗らかだった若い頃を知る身としては、なんとか義時の心が救われることを願いつつ、その行方を見守っていきたい。

(井上健一)

北条義時役の小栗旬 (C)NHK

 

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