【コラム】ビッグネームがそろった2022年の正月映画を一挙紹介!

2021年12月4日 / 08:00

★日本映画編

(C)2021『 99.9-THE MOVIE』製作委員会

  日本映画も有名ブランドがそろった。まず、松本潤主演の人気リーガル・ドラマの劇場版『99.9-刑事専門弁護士- THE MOVIE』(12月30日公開)。0.1%の無罪の可能性にこだわる型破り&ベテラン弁護士コンビ(松本&香川照之)が映画で挑むのは、15年前に起きた毒物ワイン事件だ。新ヒロインを杉咲花が務め、西島秀俊ら豪華ゲストも登場する。

 同じく、『あなたの番です 劇場版』(12月10日公開)は、原田知世、田中圭らテレビ版のキャストが集結し、テレビとはパラレルワールドの連続殺人事件が描かれる。

 さらに、『映画演劇 サクセス荘 侵略者Sと西荻窪の奇跡』(12月31日公開)もテレビの連ドラの劇場版だ。

 アニメなら、何といっても『劇場版 呪術廻戦0』(12月24日公開)だろう。原作漫画の前日談となる「呪術廻戦0巻 東京都立呪術高等専門学校」を基にしている。

 神尾楓珠×山田杏奈共演の『彼女が好きなものは』(12月3日公開)は、ドラマの劇場版ではないが、NHKドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」にもなった浅原ナオトの小説の映画化。多様性の時代を生きる上で必要なことを教えてくれる青春ラブストーリーだ。

 北村匠海主演『明け方の若者たち』(12月31日公開)も青春の痛みに満ちたラブストーリー。東京を舞台に、若者たちの等身大の挫折や葛藤、恋模様が描かれる。

 安田顕主演『私はいったい、何と闘っているのか』(12月17日公開)は、つぶやきシローの小説を原作に、平凡な主人公の日々の奮闘と家族愛をユーモラスに活写する。

 柳内大樹のヤンキー漫画に基づく『軍艦少年』(12月10日公開)は、軍艦島が見える長崎の町に住む高校生の息子(佐藤寛太)とラーメン店を営む父親(加藤雅也)の喪失と再生の物語。

 そして、ベルリン国際映画祭で銀熊賞(審査員グランプリ)に輝いた『偶然と想像』(12月17日公開)も見逃せない。フランスのエリック・ロメール作品を思わせる女性映画の短編集で、シンプルなのに深い会話劇は世界が認める濱口竜介監督の真骨頂! 他にも、お正月の注目作はまだまだいっぱい。果たして、この冬を制するのは? (外山真也)

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