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松本 自信を持って、撮りたいものを撮られているという印象でした。「私はこれが撮りたい!」「この画ええやん!」みたいな感じで(笑)。すごく楽しんでいる様子でした。
板尾 自画自賛していたよね(笑)。家族がワイワイやっている様子を楽しそうに演出しながら、「ええやん」、「めっちゃよかったわー」と。
ふくだ 言ってましたね(笑)。本当に楽しかったです。「大変だったこと、苦しかったことはありますか」とよく聞かれるんですけど、「ずっと楽しかったです」としか言いようがなくて。
ふくだ とにもかくにも、「あなたはあなたでいいです」と伝えたいです。自分に違和感を覚えたり、「しんどいな…」と感じたりしている人の気持ちが、少しでも軽くなってくれればいいな…と。
板尾 家族も、友だちも、恋人も、夫婦も、互いを思いやる気持ちさえあれば、どんな形でもいいんだなと。この映画を見て、そういうことを改めて感じました。自分が自分であることは変えようがありませんが、世間に流されず、みんなが自分を好きになってもらえたらいいですね。
松本 日々苦しいことはありますが、この映画を見て、少しでも楽しい気持ちになってもらえたらうれしいです。
(取材・文・写真/井上健一)
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