【インタビュー】『おいしい家族』松本穂香・板尾創路・ふくだももこ監督 「どんな形でも、つながっていれば家族。『あなたはあなたでいい』と伝えたい」

2019年9月19日 / 13:13

ーところで、お二人から見た現場でのふくだ監督の様子は?

松本 自信を持って、撮りたいものを撮られているという印象でした。「私はこれが撮りたい!」「この画ええやん!」みたいな感じで(笑)。すごく楽しんでいる様子でした。

板尾 自画自賛していたよね(笑)。家族がワイワイやっている様子を楽しそうに演出しながら、「ええやん」、「めっちゃよかったわー」と。

ふくだ 言ってましたね(笑)。本当に楽しかったです。「大変だったこと、苦しかったことはありますか」とよく聞かれるんですけど、「ずっと楽しかったです」としか言いようがなくて。

ー最後に、観客へのメッセージを。

ふくだ とにもかくにも、「あなたはあなたでいいです」と伝えたいです。自分に違和感を覚えたり、「しんどいな…」と感じたりしている人の気持ちが、少しでも軽くなってくれればいいな…と。

板尾 家族も、友だちも、恋人も、夫婦も、互いを思いやる気持ちさえあれば、どんな形でもいいんだなと。この映画を見て、そういうことを改めて感じました。自分が自分であることは変えようがありませんが、世間に流されず、みんなが自分を好きになってもらえたらいいですね。

松本 日々苦しいことはありますが、この映画を見て、少しでも楽しい気持ちになってもらえたらうれしいです。

(取材・文・写真/井上健一)

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