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松本潤が主演する日曜劇場「19番目のカルテ」(TBS系)が放送中だ。本作は、富士屋カツヒト氏の漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』が原作。病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる19番目の新領域「総合診療科」の医師(松本)の姿を描くヒューマン医療ドラマ。小芝風花が演じる新米医師・滝野みずきと同期で3年目の内科専攻医・鹿山慶太役を演じる清水尋也が、撮影現場の裏話や松本と対峙(たいじ)した感想、見どころなどを語った。

(C)TBSスパークル/TBS(撮影:加藤春日)
僕は医療を題材にした作品に出演するのが初めてなので期待と緊張をもって読ませていただきました。病気を題材にしたシリアスな医療ドラマとしての部分は大切にしながらも、時にはクスッと笑えたり、心温まる瞬間がある作品なので、見ていただいた方に総合診療科や医療従事者の現状について自然と興味を持ってもらえるお話だと感じました。
小芝さんが演じる滝野みずきが仕事に対して真っすぐで情熱のある向き合い方をしているのに対して、僕が演じる鹿山はすごく現実を見ていて、自分の中でいろんなことの折り合いをつけて賢く生きている人間です。松本さんが演じる徳重先生が病院に来て、彼の患者への接し方や姿勢に触れることで、いろんなことに気付いたり、学んで成長していく役です。
小芝さんとは世代が近いですし、よくお話をさせていただいています。支度の時などに、このシーンのお芝居はどうしましょう、せりふはこの方がやりやすいですか? とお互いにアイデアを出し合ったり。小芝さんはよく笑う方で、撮影の合い間に僕がポロッと言ったしょうもないことに対してすかさず笑ってくれるので、僕の方が楽しくなってしまいます。撮影現場に筋トレができるスペースがあるので皆で懸垂が何回できるかチャレンジをしたり、楽しく過ごしています。
お恥ずかしながら、今回の作品で初めて知りました。監修してくださっている総合診療医の先生にお話を聞くと、例えば僕が演じる鹿山は、診察時はカルテを打ち込むスタイルで、患者さんに対して体を向ける時間がそんなに多くないキャラクターなのですが、総合診療医の方はカルテは看護師さんに書いてもらって、患者さんの目を見て、仕草や話し方を心理学なども含めて診察していくそうなんです。そんなアプローチの仕方が医療の世界にもあるんだなと勉強になりましたし、実際に予想してなかった病気が判明することもあるので、多くの人の命を救うきっかけになる発展性のある分野だと思いました。

(C)TBSスパークル/TBS(撮影:加藤春日)
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