竹内涼真&玉城ティナ&溝端淳平「これはすごいものができる」 「君と世界が終わる日に」Season4配信スタート【インタビュー】

2023年3月17日 / 09:00

 竹内涼真が主演するゾンビサバイバルドラマ「君と世界が終わる日に」のSeason4が3月19日からオンライン動画配信サービス「Hulu」で独占配信される。本作は、ゴーレムと呼ばれるゾンビに占拠された世界を舞台に、主人公の間宮響が、仲間たちと共に生き残りを懸けた闘いに身を投じる姿を描く。Season1から響を演じる竹内と、Season4から本作に参加する玉城ティナと溝端淳平に、それぞれが演じたキャラクターの魅力や見どころを聞いた。

(左から)玉城ティナ、竹内涼真、溝端淳平 (C)エンタメOVO

-いよいよ物語のクライマックスに向けた“ファイナル・プロジェクト”がスタートします。竹内さんにとって、本作はどのような作品ですか。

竹内 こうして映画化までコンテンツを続けることができてすごくうれしいですし、楽しみです。今回は、Season1、2のときにご一緒していたスタッフの皆さんが再びチームに参加してくださっているので、まさにオールスターで挑んでいます。そうしたこともあり、とてもいい環境の中で撮影に臨めているので、ワクワクしていますし、充実した撮影が行えています。

-それぞれが演じる役どころについても教えてください。まず、響は衝撃的なSeason3の結末を経てのSeason4となりますが。

竹内 ずっと助けようとしていた自分の恋人を撃ち殺すという、とても悲しい終わり方にも見えるSeason3のラストでしたし、演じる上でもとても難しいシーンでした。ただ、響は、いろいろな選択肢の中から、自分で彼女を撃つことを選んでいます。それは、彼女を失うことで何かを乗り越えたかったのだろうし、何かを生み出したかったからだと思います。もちろん、彼女を撃つということ、失った子どもにたどり着きたいという思い、自分はどう生きていけばいいのかという思いの中で、響はすごくもがいたと思います。そういった経験があって、Season4での響は、簡単に人を裏切るような行為を取るようになります。でもその生き方に確固たる自信がある訳ではないので、周囲にぶつけることで確認しているんだと思います。このSeason4の最終回で響がどんな人間になって、周りの人たちから何を獲得できるのかが、今回の僕のテーマです。

-そうした響を近くで見守り続けることになるのが、玉城さん演じる新山明日葉です。玉城さんからみて明日葉はどんな人物ですか。

玉城 とても優しい人ですが、自分の信念を曲げない強さもあり、りんとした空気を持っている女性だと思います。力で抑えるのではなく、彼女の持っている優しさと頭脳でコミュニティーのリーダーとなって、人々を率いる才能もあり、とても尊敬できる人です。ですが、響と出会ったことで、お互いにいい影響も悪い影響も与え合いながら、新しい明日葉になっていきます。

-溝端さんが演じる加州宗一は、明日葉の右腕として、彼女を守り、不思議な信頼関係で結ばれています。溝端さんは加州についてどう感じていますか。

溝端 加州は、いろいろなことを抑制している役だと思います。まだ詳しくは話せませんが彼にとっての唯一の希望であり、明日葉には明日葉らしく生きていくことを望んでいます。それが恋愛なのか、人間愛なのか、自分では分からないほど、彼女を大切に思っています。そんな中で、いろいろなものを失いながらも一つの希望に向かって走る響が現れて、不思議な三角関係になります。本能のままに生きている響と、全てを抑制して生きている加州の対比も面白いと思います。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

timelesz・橋本将生「『大切な人を守りたい』という気持ちは共感できる」 菊池風磨のアドバイスも明かす【インタビュー】

ドラマ2025年10月21日

 timeleszの橋本将生が主演するドラマ「ひと夏の共犯者」(テレ東系)が毎週金曜深夜24時12分~放送中だ。本作は、大学生の主人公・岩井巧巳(橋本)が、推しのアイドル・片桐澪(恒松祐里)との夢のような同居生活を送るうちに、彼女の中にもう … 続きを読む

高橋一生、平山秀幸監督「アクションはもちろん、人間ドラマとしてもちゃんと娯楽性を持っている作品に仕上がっていると思います」「連続ドラマW 1972 渚の螢火」【インタビュー】

ドラマ2025年10月20日

 1972年、本土復帰を間近に控えた沖縄で、100万ドルの米ドル札を積んだ現金輸送車が襲われ行方を絶った。琉球警察は本土復帰特別対策室を編成。班長には、警視庁派遣から沖縄に戻って来た真栄田太一が任命される。班員は、同級生でありながら真栄田を … 続きを読む

オダギリジョー「麻生さんの魅力を最大限引き出そうと」麻生久美子「監督のオダギリさんは『キャラ変?』と思うほど(笑)」『THE オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ MOVIE』【インタビュー】

映画2025年10月17日

 伝説の警察犬を父に持つオリバーとそのハンドラーを務める鑑識課警察犬係の青葉一平(池松壮亮)のコンビ。だが、なぜか一平だけにはオリバーがだらしない着ぐるみのおじさん(オダギリジョー)に見えており…。  この奇想天外な設定と豪華キャストが繰り … 続きを読む

【映画コラム】初恋の切なさを描いた『秒速5センチメートル』と『ストロベリームーン 余命半年の恋』

映画2025年10月17日

『秒速5センチメートル』(10月10日公開)  1991年、春。東京の小学校で出会った遠野貴樹(上田悠斗)と転校生の篠原明里(白山乃愛)は、互いの孤独を癒やすかのように心を通わせていくが、卒業と同時に明里は栃木に引っ越してしまう。  中学1 … 続きを読む

大谷亮平「お芝居の原点に触れた気がした」北斎の娘の生きざまを描く映画の現場で過ごした貴重な時間『おーい、応為』【インタビュー】

映画2025年10月16日

 世界的に有名な天才浮世絵師・葛飾北斎。その北斎と長年生活を共にし、自らも絵師“葛飾応為”として名をはせた娘・お栄の生きざまを描いた『おーい、応為』が10月17日から全国公開となる。劇中、北斎(永瀬正敏)の弟子の絵師“魚屋北渓”として知られ … 続きを読む

Willfriends

page top