エンターテインメント・ウェブマガジン
現在放送中のドラマ「PICU 小児集中治療室」や、映画『Dr.コトー診療所』(12月16日公開)など、数々の作品で活躍する生田絵梨花。「乃木坂46」在籍中から積極的に出演していたミュージカルでも、さらに存在感を増し、「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役やミュージカル「四月は君の嘘」の宮園かをり役を好演した。さらに、2023年1月30日から開幕するブロードウェーミュージカル「MEAN GIRLS」では、ケイディ・ヘロン役で主演する。生田に本作への意気込みや、俳優としての思いなどを聞いた。
映画を見て、ハイスクールでの女子の“カースト”をコミカルに描きながらも、自分らしさを見つけていくというストーリーが面白いと思っていたときに、ブロードウェーでミュージカル化されるという話を耳にしました。その後、トニー賞のナビゲーターをさせていただいて、この作品がノミネートされていることを知り、いつか私もこういう作品に出演したいと漠然と思っていたので、出演が決まったときはうれしかったです。
アフリカで育ち、それまで学校にも通ったことがなかった女の子です。突然、アメリカの高校に転校してくることになり、キラキラした女子に囲まれながら、どう学校生活をサバイバルしていくかが描かれています。環境が変わることで、見た目も内面も変化していく姿をリアリティーを持って演じられたらいいなと思います。
環境が変わることで、性格や内面が変わっていくというのは誰しもが経験したことがあると思うので、そこは理解できるところでもあります。それから、“女子あるある”だと思うのですが、背伸びをしてしまって自分を飾ってしまったり、周りに合わせて無理をしてしまうというのは私も分かるので、自分の感覚に引き寄せながら演じたいと思っています。
ファッションにこだわりもない女の子がアメリカの高校でサバイバルしていくというのは、自分にとって新たに開拓するところではあると思います。ビジュアル撮影では、アフリカからやってきたばかりの頃のカジュアルなパンツスタイルと、(物語が進んで変わった後の)肌が見える服にミニスカート、髪も染めて巻いている姿のツーパターンを撮影しました。私は、あまりパンツスタイルで撮影することがなかったので、それも新鮮でしたが、変身した後の姿も同じキャラクターとは思えないぐらいの変わり方だったので(笑)、それを舞台上でどう見せていくのか、新たなチャレンジだと思っています。
好きな人には意地悪したくなっちゃうというのはあります(笑)。例えば、グループ時代には、早く帰りたそうにしているメンバーの腕をつかんで離さなかったり、「今日はこういうことがあってね」とその日のエピソードを5分ぐらい話したけど、それが全部うそだったり(笑)。「実は今の話は全部うそだよ」ってネタばらしをしたときのリアクションが楽しくてやってしまうんです(笑)。
許してくれそうな人にしかしないのかなとは思いますが(笑)。
大好きだということはずっと変わりませんが、こうして舞台に立たせていただけるようになり、「好き」や「楽しい」という感情だけだったのが、「怖さ」を感じた時期もありました。今は、怖さを感じたり、悲観的になったりしたときの自分との向き合い方も分かってきましたし、何よりも見に来てくださるお客さまを信じるということを学んでからは、楽しみながら舞台に立てている感覚があります。
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
WOWOWで毎週(日)午後10時より放送・配信中の「連続ドラマW シャドウワーク」は、佐野広実の同名小説を原作にしたヒューマンミステリー。 主婦の紀子は、長年にわたる夫の暴力によって自己喪失し、すべて自分が悪いと考えるようになっていた。 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、まもなくクライマックスを迎える。これまで、いくどとなく視聴者を驚かせてきたが、第4 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む
映画2025年11月29日
『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』(12月5日公開) 太平洋戦争末期の昭和19年。21歳の日本兵・田丸均(声:板垣李光人)は、南国の美しい島・パラオのペリリュー島にいた。漫画家志望の田丸はその才能を買われ、亡くなった仲間の最期の雄姿を遺族 … 続きを読む