【インタビュー】ドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの」広瀬アリス 胸キュンシーンの撮影は「本当に恥ずかしかった」

2022年4月11日 / 08:00

 広瀬アリスと松村北斗が出演するドラマ「恋なんて、本気でやってどうするの」が、4月18日からカンテレ・フジテレビ系全国ネットで放送開始となる。本作は、“恋なんて、人生のムダ!”と宣言する27歳のこじらせ女子・桜沢純(広瀬)や、“来るものは拒まず去るものは追わず”の危険なイケメン・長峰柊磨(松村)ら、6人の男女が、人生最大の“本気の恋”に落ちていく群像ラブストーリー。恋愛経験ゼロの純を演じる広瀬に、本作の魅力や撮影時の思い出、さらには理想のタイプについて聞いた。

桜沢純役の広瀬アリス (C)エンタメOVO

-本作は本格的なラブストーリーです。最初に台本を読んだときにどんな感想を持ちましたか。

 これまでも「あまり恋愛に前向きになれない」という登場人物はいたと思いますが、ここまで強く、「恋愛は要らない」と言っている子はあまり見たことがなかったので、まずそこが面白いと思いました。特に、第1話では仕事や好きなことなど生きがいを持っている、一見すると強い女性として純が描かれているので、きっと女性の皆さんは共感できるところもあると思います。27歳という年齢は、ちょうどいろいろなことを考える時期だと思います。同級生に子どもが生まれたりもして、変化のある年齢だと思うので、純がそうしたさまざまなことに頭を悩ませたり、それでも素直になれなかったりする姿は共感できる部分がたくさんありました。

-撮影中は、どのように純を演じたいと思っていましたか。

 物語の最初は特に、見かけだけでも強い女性であろうと思いました。序盤に、女子会のガールズトークでパーソナルな部分を話すシーンが出てきますが、そういったシーンも含めて、「完全に自立している強い女性」を描けたらいいなと思って演じています。その後に、柊磨と出会うことによって、少しずつ弱さを出していければと。

-本作は「共感できる作品」ということですが、女性同士の友人関係という点でも、共感できるところはありましたか。

 女子ってまさにあの感じだと思います(笑)。私も、10代のころからの友人には “ぶっちゃけトーク”をしています。先ほどお話しした、序盤の女子会シーンは、皆、探り探り撮影をしていたと思いますが、だんだんといいペースができてきて、その感覚も新鮮でした。

-では、男性視聴者にはどんなところを注目してもらいたいですか。

 ムズムズしてもらいたいです(笑)。「なんでそっちにいっちゃうの?」って。それと、ラブストーリーではありますが、仕事や人間関係についても描かれているので、恋愛以外の要素も楽しめると思います。展開が早く、スピード感があって、いろいろな事件が勃発するので、きっと楽しんで見ていただけると思います。

-柊磨役の松村さんとは9年ぶりの共演になりますが、久しぶりの共演で昔と変わっているところはありましたか。

 もちろんお互い大人になったなとは思います。ただ、いい意味で変わっていないところもたくさんあったので話しやすかったです。北斗くんは柊磨の雰囲気にぴったりで、初めて本読みをしたときに、目の前で北斗くんのせりふを聞いて、「あっ! 柊磨だ」って。柊磨が本当にいたらこんな感じなんだなというのが想像できたので、すごくありがたかったです。

-本作は、胸キュンシーンも満載ですね。

 本当に恥ずかしかったです(笑)。顔が真っ赤になってしまったり、笑い出してしまったりして、NGもたくさん出してしまい、迷惑を掛けてしまいました。でも、頑張りましたので、ぜひ見ていただけると(笑)。

-現場の雰囲気はいかがでしたか。

 同世代の方が多く一緒のシーンも多かったので、面白かったです。恋愛ドラマなので、現場では自然と好きなタイプや、何フェチかという話になるんです(笑)。「どんなタイプが好き?」って聞いたら「一緒に踊ってくれる人」って答える人がいたり、「歯並び」のフェチだという人がいたから、きれいな歯並びが好きなのかと思ったら「ガタガタな人がいい」って言ってたり(笑)。ドラマさながらの女子トークで盛り上がっていました。

-ちなみに広瀬さんは何フェチですか。

 私は特にないんです。でも、街中を歩いていて、背が高い人がいるとスッと見てしまうということはあります。

-では、本作に登場する、たくさんの個性的な男性の中で、広瀬さんが恋愛対象として見て一番タイプだと思う人は?

 それ、現場でも話しました(笑)。満場一致で大津くん(戸塚純貴)です。大津くんは、「安心安全」というキャッチフレーズがついている男の子なのですが、現場でも(共演者皆で)「恋愛に刺激なんていらない!」「もう落ち着きたいよ」って話していました(笑)。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

柄本佑「道長は権力を振りかざすことが、心底嫌だった」“出家”の節目を迎えた藤原道長役を振り返る【「光る君へ」インタビュー】

ドラマ2024年11月24日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。第四十五回で、「源氏物語」を書き上げた主人公まひろ/紫式部(吉高由里子)は内裏を去り、旅に出た。それを知った藤原道長は、その権力を息子・藤原頼通(渡邊圭祐)に譲って出家。物語が最終盤に差し掛かっ … 続きを読む

「光る君へ」第四十四回「望月の夜」孤独を深める道長を支えるまひろとの絆【大河ドラマコラム】

ドラマ2024年11月23日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「光る君へ」。11月17日に放送された第四十四回「望月の夜」では、3人の娘を天皇の后にした藤原道長(柄本佑)が、有名な「このよをば わがよとぞおもふ もちづきの かけたることも なしと思へば」という「望月の歌 … 続きを読む

【週末映画コラム】『六人の嘘つきな大学生』/『アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師』(11月22日公開)

映画2024年11月22日

『六人の嘘つきな大学生』(11月22日公開)  大手エンターテインメント企業「スピラリンクス」の新卒採用の最終選考に残った6人の就活生への課題は「6人でチームを作り、1カ月後のグループディスカッションに臨むこと」だった。  全員での内定獲得 … 続きを読む

生駒里奈が語る俳優業への思い 「自分ではない瞬間が多ければ多いほど自分の人生が楽しい」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2024年11月20日

 ドラマ・映画・舞台と数多くの作品で活躍する生駒里奈が、ストーリー性のある演劇的な世界観をダンスとJ-POPで作り上げるダンスエンターテインメント集団「梅棒」の最新作、梅棒 19th GIFT「クリス、いってきマス!!!」に出演する。生駒に … 続きを読む

史上最年少!司法試験に合格 架空の設定ではないリアルな高校2年生がドラマ「モンスター」のプロデューサーと対談 ドラマ現場見学も

ドラマ2024年11月17日

 毎週月曜夜10時からカンテレ・フジテレビ系で放送している、ドラマ「モンスター」。趣里演じる主人公・神波亮子は、“高校3年生で司法試験に合格した”人物で、膨大な知識と弁護士として類いまれなる資質を持つ“モンスター弁護士”という設定。しかし今 … 続きを読む

Willfriends

page top