エンターテインメント・ウェブマガジン
紺野りさの人気少女コミックを実写映画化した『胸が鳴るのは君のせい』が6月4日から公開される。本作は、マイペースでクールな転校生の有馬隼人と、明るくしっかり者の篠原つかさが繰り広げる青春ラブストーリー。有馬役を浮所飛貴(美 少年/ジャニーズJr.)が、つかさ役を白石聖が演じた。白石が、役柄への思い、自身の恋愛観などを語った。
はい。実はこのお話を頂く前から、原作を読んだことがあって、そのときはこんな青春をしてみたいな…と思いながら読み進めていたのですが、出演が決まってから改めて読み直すと、つかさというキャラクターがより一層、格好良く感じられました。応援したくなりました。
私は、現場で生まれたものを大事にするタイプなので、プランみたいなものはあまり作り込まず、現場に行って作っていった感じです。私自身、つかさみたいに明るく天真爛漫(らんまん)な役を今まであまり演じたことがなかったのですが、つかさ的には“有馬のことが好き”という気持ちが一本通っていれば、最後まで貫けるのかな…と思い、そこを大事にしながらやっていました。
私は本作での共演が“はじめまして”だったのですが、とても明るくて誠実な方で、現場のムードメーカーでいてくれるような方でした。
有馬とつかさは、友達として会話のテンポ感などもすごくいい関係だったので、2人で話し合いながら…でした。あとは、クラスメート全体も仲が良かったので、いい雰囲気の中で撮影が進みました。「本当の友達だよね」という空気感の中で撮影できたら、という思いがあったので、そういう部分ではすごく浮所くんに助けてもらいましたし、他のクラスメートの方にも、とても支えられました。
お姉さんっぽい…?(笑)。うーん。現役(高校生)に近いのはやはり浮所さんなので、浮所さんに、(自分が)近付かないと、という気持ちでやっていました。
やはり、有馬の何げない優しさが感じられるシーンです。(林間学校で洗い物をしている)つかさの髪を、後ろから束ねてくれる場面もそうですが、つかさだけがまだご飯を食べていないことに気付いた有馬が「こいつ、食ってねえぞ!」と言ってくれる場面など。何だかんだ言っても、つかさのことをちゃんと見てくれているんだな、というのが伝わってくるせりふが随所にあるので、そういうところが、有馬ってすてきだなと思いました。
私がつかさの立場だったら(振られたら)もう、駄目です(笑)。打たれ弱いので、つかさのように何があっても諦めないと、真っすぐに強い気持ちを持てるのは本当にすごいことだと思います。私はあんなに強くはなれないし、告白は、できればしてほしいなと思います(笑)。
結構面倒見がいいところや、人から何か頼まれたときに何でも引き受けてしまうような、ちょっと姉御っぽい部分は似ているかもしれません。自分と重なると言うのはおこがましいですけど、あまり、女の子、女の子していない部分も似ているのかなと思います。
私自身は、友達だった人が好きな人に変わるというのは経験したことがないので分かりませんが、今回、2人の距離感が近いのは、有馬からしたら友達だからであって。でも、つかさからしたら恋愛で…。悲しいけど、お互いの思いにズレがあるからこそ、不意打ちで訪れる距離感につかさは胸キュンしたりするわけで、難しいなと思いました。
友達ととても楽しい学生生活を過ごしましたが、私は高校3年生の夏休み明けぐらいに芸能活動のために転校したので、最後の半年間は、あまり学校になじめないまま終わってしまいました(笑)。でも転校する前は共学だったので、男の子の人数は少なかったのですが、明るく楽しく…でした。こんな青春は送っていませんが(笑)。
1回だけ出て、その後、解散しました(笑)。文化祭ではMONGOL800さんの「小さな恋のうた」と、BUMP OF CHICKENさんの「ラフ・メイカー」という曲をコピーしてやりました。今思い返すと、とても楽しかった思い出です。
ドラマ2025年8月22日
NHKで好評放送中の連続テレビ小説「あんぱん」。『アンパンマン』を生み出したやなせたかしと妻・暢の夫婦をモデルにした柳井のぶ(今田美桜)と嵩(北村匠海)夫婦の戦前から戦後に至る波乱万丈の物語は、いよいよクライマックスが近づいてきた。このタ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月22日
森田剛が主演する舞台、パルコ・プロデュース 2025「ヴォイツェック」が9月23日に開幕する。本作は、ドイツの劇作家ゲオルク・ビューヒナーが遺した未完の戯曲を、2017年にジャック・ソーンが翻案した作品を日本で初めて上演。冷戦下の1981 … 続きを読む
映画2025年8月21日
太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」。数々の戦場を潜り抜け、沈没する僚艦から海に投げ出された仲間を救い、戦後は「復員輸送艦」として外地に取り残された約1万3千人を日本に送り返した。その史実に基づき、太平洋戦争から戦後、さらに現代へとつなが … 続きを読む
映画2025年8月19日
昔ながらの街並みが残る岡山県倉敷市の美観地区を舞台に、街で花火を打ち上げようと奔走する高校生たちの奮闘を描いた青春映画『蔵のある街』が8月22日から全国公開される。倉敷市出身の平松恵美子監督が手掛けた本作で、倉敷市に住む高校生の蒼と紅子を … 続きを読む
ドラマ2025年8月17日
TBSでは毎週日曜夜9時から、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」が放送中。富士屋カツヒトによる連載漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』(ゼノンコミックス/コアミックス)を原作に、「コウノドリ」シリーズ(TBS系)の坪田文が脚本を手 … 続きを読む