エンターテインメント・ウェブマガジン
演出の森新太郎と世田谷パブリックシアターとの5作目のタッグとなる舞台「メアリ・スチュアート」。18世紀の詩人で劇作家のフリードリヒ・シラーによる古典的名作を、20世紀にスティーブン・スペンダーが脚色した戯曲で、16世紀末を舞台に、スコットランドの女王メアリ・スチュアートとイングランドの女王エリザベス1世という2人の女王をめぐり、交錯する人々の思惑と運命を繊細な心理描写で鮮やかに描いた群像劇だ。今回は、タイトルロールとなるメアリを演じる長谷川京子に、舞台出演についての心境や意気込み、役柄についてなどを語ってもらった。
劇中ではまた違ったイメージの衣裳を着ると思うのですが、対するエリザベスを演じるシルビア・グラブさんは情熱的な赤いドレスを着ていらっしゃったので、メアリとエリザベスの2人の女王の話ですし、対照的なものになっています。
皆さんそうおっしゃってくださいますけど、私は舞台のオファーをずっと待っていたんです。逆になぜこのタイミングなのか聞きたいぐらいで、いつでもウェルカムでした(笑)。ただ、結果論かもしれませんが、4年ぐらい前であれば自分の環境的に子どもが小さかったので、今ほど深く入れたかなと思うんです。もちろんお話を頂けるというのはうれしいですし、お引き受けはしたと思うんですけど、本当に自分にとってはベストなタイミングで頂けたので、これは縁かなと思っています。
稽古もまだ始まっていませんが、共演の方々は本当に舞台経験も豊富で芸達者な方たちなので、皆さんよりも、先の先から、心も芸術的なものも準備していかなければと思っています。
いえ、本当に偶然だったんです(笑)。旅行時にはすでに出演のお話を頂いていましたが、これも縁だなとは思います。でも結果として、イギリスに長めに滞在して、歴史のあるものや建物の雰囲気は感じられました。タイミング的に本作の出演が何かを引き寄せたのかと思います。
打ち合わせでお会いしたのですが、初めてお会いしたので、お互いの人となりが分からないまま終わってしまいました。でも、何かを取り繕う方ではなく、ストレートに表現として出してくださる方かと感じました。
私としては、メアリは自分が王女であるというプライドを持ちながらも、幽閉されてしまうんですけど、自分の心や信念を変えずに、正直に素直に真っすぐ生き続けた人だろうなと思っています。その真っすぐな気持ちが、きっと周りにいる人を魅了していく原因であり、エリザベスがそこですごく焦燥感を味わってしまうような要因になったのかなと感じています。だから、男の人を翻弄してやるとかではなくて、とにかくひたむきな思いが、きっと周りを動かすことになったんじゃないかと思っています。
言いようだとは思いますが、でも私はそう思っていますし、恐らく森さんもそういう捉え方で演出されるのではないでしょうか。歴史上の人物の人設定には正解がないので実際は分からないですから、それを森さんがどう描くかというところもあると思います。
映画『ふたりの女王』を見ましたが、本当にメアリとエリザベスのキャラクター設定がきっちりと描かれていて、非常に見やすい映画でした。ただ、どちらが良い悪いではなくて、2人とも信念はきっと一緒なんだと思いました。憎しみや、いがみ合いも含んだ権力闘争によって、最終的にはエリザベスがメアリを処刑してしまうんですけど、置かれた環境や生まれてきた時代が少し違っただけで、2人は本当に似ていて、場所が違ったら大親友になったのではないかと感じました。
ビジュアル撮影でお会いしましたけど、テレビのお仕事とかでもご一緒したことがないですし、今日がはじめましてでした。ほかの共演の方々とも共演の経験がないんです。でも、芸達者な実力のある方たちなので、私がどうなるかが不安ではあります(笑)。作品としては、この共演者の方々がいらっしゃれば絶対に大丈夫だと思いますので、あとはもう私がどうなんだという話です(笑)。
映画2026年7月24日
今夏は、ただ怖がらせるだけではなく、恋愛や社会風刺、青春ドラマなど異なるジャンルを巧みに掛け合わせた“異色ホラー”が目を引く。恐怖の中に笑いがあり、切なさがあり、現代社会への視線もある。そんな一筋縄ではいかない作品がそろった。 1本目は … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年7月24日
宅間孝行が主宰するエンターテインメントプロジェクト「タクフェス」の最新作、第14弾「北の島から」が11月20日から上演される。主演を務めるのは、本作が舞台初主演となる関口メンディー。日本最北の島・礼文島を舞台に、家族の絆を描き出す本作で、 … 続きを読む
ドラマ2026年7月23日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む
映画2026年7月23日
若者たちの間でひそかにはやる絶対にやってはいけない遊び。それは、学校の誰もいない階段の13段目でカセットテープに日付と名前を吹き込むと、名前を吹き込まれた人は死ぬというものだった…。「呪怨」シリーズの清水崇監督が、アイドルグループ「FRU … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年7月22日
望海風斗と坂本昌行が出演するミュージカル「ファニー・ガール」が、9月8日から日生劇場で上演される。本作は、ニューヨークのブロードウェーレビュー、ジーグフェルド・フォリーズの大看板だったファニー・ブライスの伝記ミュージカルとして1964年に … 続きを読む