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あるカップルの結婚式を舞台に、リケジョの真島愛が脳科学を駆使して男女トラブルを解決するハートフルコメディー映画『女の機嫌の直し方』(6月15日公開)に主演した早見あかり。昨年末に結婚してラブラブな結婚生活を送る早見にトラブルはなさそうだが、その実情は…? 撮影中のエピソードや、結婚や成長によって起こった自身の変化とともに語ってくれた。
結婚直後、「聖母のようになった」と話していた早見。もともと感情の起伏が激しく、「家の外では“いい子ちゃん”を演じることもあったので、家族や彼(夫)の前では感情をぶつけてしまい、自分でもコントロールが効かないくらい、理由もなく不機嫌になるときもあった」のだとか。
ところが、結婚を機に「原因不明のイラつきがなくなって怒らなくなりました。ストレスフリーで毎日が楽しいです」と笑うと、「ママにもなりたいし、それにより自分がどう変化するのか楽しみです」と、やがて来る未来に目を輝かせた。
また「結婚したからではないけど」と前置きしつつ、成長による仕事上での変化にも言及。「典型的なA型性格なので、以前は役について考えすぎたり、勝手に作った自分のプランが監督と合わなかったときの“すり合わせ”の作業が苦手だったりして、お芝居をすることがしんどかった…」と吐露。
だが「年齢と共に力が抜けて、いい意味で適当にやることで楽になりました。役作りも、現場の雰囲気や相手に合わせてできるようになりました」と打ち明けると、気持ちの余裕が周囲に伝わり、「よく、『こんなに笑うんだね』とか、『冷たいイメージだったけど、角が取れて丸くなったね』と言われます」と喜んだ。
そんな早見が今回挑戦したのは、大学でAIを研究する理系女子の真島愛。「女の機嫌の直し方」をテーマに執筆している卒業論文のデータ収集のため、結婚式場でアルバイトを始め、そこで起こるさまざまな男女トラブルを解決するという役どころだ。
リケジョ役によくある多弁なキャラクターのため、早見は「ずっとしゃべっているから、せりふを覚えるのが大変でした」と苦労をのぞかせる一方、「撮影の合間にみんなとおしゃべりしたいから頑張りました」と子どものような理由を明かして笑顔を見せた。
脳科学もためになったようで、トラブルが起きたとき、男性は“解決”、女性は“共感”を求める脳のメカニズムについて、「男性って、わざわざ言う必要がないことを言って女性をピリピリさせるじゃないですか。でも、男性がそういうことを発する意味も分かったので、これからはあまりイラつかず、穏やかな気持ちになれるかな…」と、男性の“余計な一言”に対する理解も示した。そして、夫婦でも恋人でも、「大切なのは思いやり。それに尽きますね」としみじみと語った。
女優として本格始動して早8年。「まさか、芝居でご飯が食べられるとは思っていませんでした。小さい頃からの夢がかなったのでびっくりしています」と現状に目を丸くする早見。
10代の頃は大学進学と女優業で悩み、「進学して資格や免許を取得すれば人生の保険になる」と考えたこともあった。しかし、根が真面目なため、「大学は4年で卒業したい」という思いから、「いろいろと考えているうちに、自分が本当にやりたいのは保険を得ることではなくて芝居だと気付いたし、保険がないから女優として頑張らなきゃいけないと奮起した」と人生最大のターニングポイントを振り返る。
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