エンターテインメント・ウェブマガジン
ストックホルムから帰ってきた金栗四三(中村勘九郎)は、故郷・熊本で幼なじみのスヤ(綾瀬はるか)と結婚する。だがそれは、病気で亡くなったスヤの夫の家・池部家に四三が養子に入り、改めてスヤを嫁に迎えるという、四三にとって予想外の展開によるものだった。一騒動がありつつもこの話をまとめたのが、池部家を取り仕切り、四三の義母となった幾江。演じる大竹しのぶが、四三&スヤ夫妻との関係を中心に、撮影の舞台裏を語ってくれた。
(中村)勘九郎くんと(綾瀬)はるかちゃんと3人で、記念写真を撮りました。ただ、撮影にはものすごく時間がかかったんです。はるかちゃんは着物を着ているのに大変だろうな…と、そっちの方が気になって、感慨に浸るどころではありませんでした(笑)。でも、花嫁姿は本当にかわいかったです。
あんなにかわいい人は他にはいません(笑)。はるかちゃん本人がかわいいので、きっと宮藤(官九郎/脚本家)さんはそのあたりも踏まえた上で、脚本を書いているのではないでしょうか。私も、はるかちゃんとスヤの区別がつかなくなっています(笑)。せりふも、ほんの一言、二言だけということも多いのですが、その一言、二言がまたかわいくて…。実際にスヤさんの娘さんたちが「自分たちのお母さんなのに、幾江さんに取られたような気になった」と話していたそうですが、こんなにかわいいお嫁さんですからね…。手放したくなかった気持ちはよく分かります(笑)。
暑苦しい男だな…と(笑)。スヤと一緒に暮らしたいから養子にしただけで、幾江自身は四三のことをこれっぽっちも好きではないので…。でも、演じているうちに、だんだんその暑苦しさが好きになってきました(笑)。
とても真面目に役に取り組んでいます。走る練習を始めたときから、ご飯を控えたりして体作りに取り組む勘九郎くんをずっと見てきたので、オリンピック選手を演じている姿を見ると、本当に感動します。四三が水分を絶つ「脂抜き走法」に挑戦する場面(第4回)では、勘九郎くん自身も24時間水を飲まず撮影に臨んだそうです。そんな人に出会ったのは、高倉健さん以来。私にはとてもできません(笑)。でも、そういう覚悟を持って大河の主役を務める勘九郎くんの気持ちは、画面にも表れていると思うので、皆さんに伝わるといいですね。
勘九郎くんの芝居がお父さまそっくりだったことがあって、びっくりしました。お父さまを尊敬しているから似るのか、DNAがそうさせるのか分かりませんが、熱い芝居が本当にそっくりで…。思わずグッときました。やっぱり、勘九郎くんの中にお父さまがいるんだな…と。スタッフを大事にして、みんなから愛されるところもお父さまに似ています。
幾江さん本人に関する資料はほとんど残っていないので、ドラマの中の幾江は宮藤(官九郎/脚本家)さんが作り上げたものです。だから、宮藤さんが考えた通りの幾江を演じようと心掛けています。見た目はなにを考えているか分からない怖そうな人ですが、心の温かい大きな人間として演じられたら…と思っています。
映画2026年10月1日
大腸がんによって24歳で他界した遠藤和(のどか)さんが亡くなる10日前までつづり続けた手記を映画化した『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』が、10月2日から全国公開される。本作で、主人公の和と夫の将一を演じた、川口春奈と高杉真 … 続きを読む
映画2026年10月1日
余命1年の音楽教師・京香(広瀬アリス)と、喜び以外の感情を失った高校生・沖晴が織りなす、切なくも温かい感動の人生賛歌『沖晴くんの涙を殺して』が10月2日から全国公開される。本作で、訳あり高校生の沖晴を演じた木戸大聖に話を聞いた。 -沖晴の … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月30日
小瀧望が主演する舞台「ロックンロール」が、11月6日から上演される。本作は、世界的な劇作家トム・ストッパードが祖国チェコスロバキアを舞台に、20年以上にわたる歴史のうねりを描きながら、自由の尊さをうたう物語。愛するロックンロールと母親を守 … 続きを読む
映画2026年9月30日
10月2日から全国公開となる『時給三〇〇円の死神』は、累計発行部数36万部を突破した藤まるの同名小説を原作にしたファンタジーだ。生きる希望を失った大学生・佐倉真司(西畑大吾)が、謎めいた同級生・花森雪希(福本莉子)に誘われ、この世に未練を … 続きを読む
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む