【インタビュー】The Brow Beat HAKUEI×Ryuji「破竹の勢いで進み続けたい」 待望の全国ツアーに向け発進!

2018年12月11日 / 12:00

 PENICILLINのHAKUEIトータルプロデュースのもと、俳優・佐藤流司がアーティスト「Ryuji」として結成したバンドプロジェクト「The Brow Beat」。2019年1月1日には、待望の2nd Album「Hameln」の発売が決定し、1月17日からはツアーも控えている。飛ぶ鳥を落とす勢いで活動を続けるThe Brow BeatのRyujiとHAKUEIに、アルバムについて、そしてツアーについて聞いた。

The Brow Beat HAKUEI(左)とRyuji

-今回のアルバムはどのようなコンセプトから生まれたものでしょうか。

HAKUEI いろいろなアートワークから発生したアルバムです。タイトルの「Hameln」はRyujiくんが考えたものですが、そこから童話っぽい世界観のアートワークを作ろうと。童話といっても、ダークファンタジー。例えば、グリム童話ならば、子どもが読む童話ではなく、原作の世界観です。そういうアートワークを作っていき、そこからつながっていきました。

Ryuji 「Hameln」はグリム童話(ハーメルンの笛吹き男)からきているんですが、この物語は子どもが男に連れ去られてしまうという話です。今回のアルバムは、われわれがお客さんを連れ去る、というイメージを思い浮かべて付けました。

-1st Album「ラグナロク」はバラエティーに富んだ楽曲でしたが、今回もバラエティー豊かなラインナップになりそうですか。

HAKUEI そうですね。ただ、前作はどういう曲がRyujiくんに合うのか探り探りだったので、今回は前作よりは狙えたと思います。1個作品を作って、ツアーも回ってRyujiくんの歌のポテンシャルや表現力をリアルに実感したからこそ、どんどんアイデアが出てきて、今回のアルバムができた。そこは前作とはかなり違います。

The Brow Beat HAKUEI(左)、Ryuji

-Ryujiさんは「Hameln」の楽曲の数々を実際に歌ってみていかがでしたか。

Ryuji 先日の、MV撮影時に、(バンドメンバーの)CHIROLYNさんやなるさん(鳴風)、かどしゅんさん(かど しゅんたろう)が、「Brilliant Transparency」という曲が難しいってHAKUEIさんにおっしゃっていたんです。あのレベルの方たちが難しいっていうぐらいなので、当然、難しいって感覚でした(苦笑)。

-そういえば、「OVER」もライブで歌うのは難しいかもっておっしゃっていましたよね。

HAKUEI 無理だね。

Ryuji 努力どうこうではなく、不可能なんですよ(笑)。なので、ライブではどうなるんでしょうね(笑)。今、いろいろと話しています。

HAKUEI 原曲を作ったtatsuoくんは、2人歌唱を見越したんだろうと思うんですよ。それぐらいの歌の詰め方だよね。でも、2人で歌っちゃうと「Black & Black」と似てしまうと思って、一人で頑張ってもらったんです(笑)。

Ryuji サビはブレスがないので、興奮している犬ってぐらい、息が吸えない(笑)。

-では、ライブでどんな形で歌われるのかも見どころですね!

HAKUEI ご期待ください。

-11月19日には「Snow White」のMVが公開され、話題となっています。

HAKUEI 「Snow White」は2人で歌詞を書いた楽曲です。白雪姫をモチーフにしようと決めて、ラップ部分はRyujiくん、メロディー部分は僕が書いています。でも、MVは歌詞の内容とはまた違った世界観で撮影してるんです。MVではRyujiくんが主人公で、さまざまな葛藤に苦しんでいると、覆面をかぶった悪いやつが出てくるんですよ。あれは僕なんですけどね(笑)。そんなときに、赤いやつが「ダークサイドに落ちちゃ駄目だよ」と導いてくれる。それで、導かれた先で「Brilliant Transparency」という曲につながっていくんです。

-Live Tour 2019“Hameln”についても聞かせてください。すでにプランは考えられていますか。

Ryuji どうなんですか? プランは?

HAKUEI 思いっ切りやるだけです。さっき、Ryujiくんが、「The Brow Beatはロックバンドという音楽スタイルのプロジェクト。ロックはスリリングな感じや勢いが大事だから、予定調和じゃなく、頭を空っぽにしてやるだけだ」って言っていて、これは僕もPENICILLINのインタビューで使わせてもらうかもしれないなと、心のメモ帳にメモしました(笑)。僕もそう思うし、同じ気持ちだから、何をやっても大丈夫だし、(Ryujiとは)波長も合う。だから、何が起こるか分からないライブになると思います。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

稲垣吾郎「想像がつかないことだらけだった」ハリー・ポッターの次は大人気ない俳優役で傑作ラブコメディーに挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年12月13日

 稲垣吾郎が、2026年2月7日から開幕するPARCO PRODUCE 2026「プレゼント・ラフター」で傑作ラブコメディーに挑む。本作は、劇作、俳優、作詞、作曲、映画監督と多彩な才能を発揮したマルチアーティスト、ノエル・カワードによるラブ … 続きを読む

DAIGO「クリスマス気分を盛り上げてくれる作品なので、『パーシーのクリスマス急行』にぜひ乗車してください」『映画 きかんしゃトーマス サンタをさがせ!パーシーのクリスマス急行』【インタビュー】

映画2025年12月12日

 イギリスで最初の原作絵本が誕生してから80周年を迎えた人気児童向けアニメ「きかんしゃトーマス」の劇場版『映画 きかんしゃトーマス サンタをさがせ!パーシーのクリスマス急行』が12月12日から全国公開された。シリーズ初のクリスマスムービーと … 続きを読む

高橋克典「これは吉良の物語でもあるのだと感じていただけるような芝居をしたい」 堤幸彦「『忠臣蔵』は、演劇的に言えば1丁目1番地的な作品」 舞台「忠臣蔵」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年12月10日

 元禄時代に実際に起こった仇(あだ)討ちを題材に歌舞伎などで取り上げられて以来、何度もドラマ化、映画化、舞台化されてきた屈指の名作「忠臣蔵」が、上川隆也主演、堤幸彦演出によって舞台化される。今回、吉良上野介を演じるのは、高橋克典。高橋はデビ … 続きを読む

生田斗真が驚きの一人二役!「最初から決まっていたわけではありません」制作統括・藤並英樹氏が明かす舞台裏【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月8日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、まもなくクライマックスを迎える。謎の絵師“写楽”が、蔦重の下で歌麿(染谷将太)ら当 … 続きを読む

板垣李光人「最初から、戦争を考えて見るのではなく、実際に見て感じたことを広めていっていただければ、それが一番うれしいです」『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』【インタビュー】

映画2025年12月5日

 戦争がもたらす狂気を圧倒的なリアリティーで描き、第46回日本漫画家協会優秀賞を受賞した武田一義の戦争漫画をアニメーション映画化した『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』が12月5日から全国公開された。太平洋戦争末期、激戦が繰り広げられたペリリ … 続きを読む

Willfriends

page top