【真田丸 インタビュー】高木渉(小山田茂誠) 「家族の絆を作るのが僕たち夫婦の役目です」

2016年2月1日 / 13:59

 NHKの大河ドラマ「真田丸」の主人公、真田信繁(堺雅人)の姉、松(木村佳乃)の夫で武田家の家臣、小山田茂誠を演じている高木渉。声優として長く活動している高木が初めて出演した実写ドラマでの驚きの日々を語る。

 

小山田茂誠役の高木渉

小山田茂誠役の高木渉

-反響がすごいですね。

 声優をしているのでアニメやゲームファンの方々も大河ドラマに注目してくれているんだと思います。うれしいですね。放送後にインターネットで検索される回数が多くなり、2位に順位が上がっていって。もう、びっくりしました(笑)。

-出演の依頼を受けたときはどう感じましたか。

 「真田丸」の吉川(邦夫)プロデューサーが、僕が声の出演をしている三谷幸喜さんの人形劇「シャーロック・ホームズ」という番組でもプロデューサーをされていたんです。僕が出演している舞台も見にきてくださって、後日お会いした時に「大河ドラマに出てみないか」と言われたんです。もううれしくて地に足が着いていなかったですね。同時に三谷さんからも「来年1年空いてる?」ってメールが来たんです。新しい世界で挑戦させてもらえるというのはまたとないチャンスだなと思いました。

-実写ドラマの初出演が大河ですね。撮影現場で何を感じました。

 声優の仕事は映像が出来上がっている状況から順録りで収録していくんです。でもドラマはシーン入り乱れての収録ですし、当然せりふを見直す台本も持っていられないですから、本番時の役者さんの集中力の違いを感じます。

-茂誠は人間くさくて、武将らしくない武将ですね。

 周りからは「高木さんの人の良さそうな感じが出ればいいので、固くならずに自由にやってください」と言われています。松とすごく仲が良くて、真田家の中に僕たちがいると温かい空気が流れてみんながほのぼのとする感じ。家族の絆を作るのが僕たち夫婦の役目かなと思っています。

-波瀾(はらん)万丈な生き方ですよね。

 そうですね。でも、勝ってのし上がろうとかいうのではなくて、この戦国の世の中で、領民を含め自分たちの生きられる道を必死に探していたんじゃないでしょうか。僕も真田一族としてしっかり縁の下の力持ちでありたいですね。

-木村佳乃さんとは演技について何か話しましたか。

 木村さんも「仲の良さで家族に笑いが起きるような夫婦像を作っていきましょうね」とおっしゃっていました。

-今後は映像作品への出演が病みつきになってしまうのでは?

 面白いですね。でも難しくて今は余裕がないですね(笑)。まず今あることをしっかりやりたいです。

-戦国時代や歴史に興味はありますか。何か準備はされたのでしょうか。

 史実についてはいろいろと勉強しながら、でもあまり捉われ過ぎずに、ヒューマンドラマを心を込めて演じたいと思います。

-声優を目指している若い人たちに、何かアドバイスはありますか。

 今や声優の世界も随分グローバルになってきました。歌やイベントやラジオのパーソナリティをこなしたり。僕は舞台をやってきましたが、それぞれ勝手は違ってもお芝居をするという意味では声優も俳優も同じなんだと思います。それぞれ得手不得手はあるでしょうから自分に合ったものを見つけて表現できる場を広げていけたら良いのかなと思います。


特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

渡辺大知「僕が演じた駒井という人物そのものがカメラの役割を果たしています」『道行き』【インタビュー】

映画2026年2月23日

 大阪から奈良に移住してきた青年・駒井は、御所市に代々暮らす老人・梅本から購入した古民家の改修工事を進めている。たびたび様子を見に訪れる梅本が語る昔の町や家に流れてきた時間の話が、駒井に大切な風景を思い出させる。『おばけ』でPFFアワード2 … 続きを読む

吉田恵里香氏「寅子の視点では描けなかったものを、どれだけ描けるか」「虎に翼」スピンオフに込めた脚本家の思い「山田轟法律事務所」【インタビュー】

ドラマ2026年2月23日

 2024年に放送されたNHKの連続テレビ小説「虎に翼」。女性として日本で初めて法曹界に飛び込んだ佐田寅子(伊藤沙莉)の歩みを描いた物語は大きな反響を呼ぶと共に、第62回ギャラクシー賞テレビ部門大賞に輝くなど、高い評価を受けた。そのスピンオ … 続きを読む

【映画コラム】2月前半の公開映画から『ほどなく、お別れです』『クライム101』『ブゴニア』

映画2026年2月21日

『ほどなく、お別れです』(2月6日公開)  就職活動に苦戦する美空(浜辺美波)には、亡くなった人の姿が見え、声を聞くことができるという秘密があった。そんな彼女の能力に気付いた葬祭プランナーの漆原(目黒蓮)は、美空を葬祭プランナーの道へといざ … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(12)道明寺天満宮と歴史の英雄たち ~野見宿禰、白太夫、そして道真~

舞台・ミュージカル2026年2月19日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。     ▼相撲 … 続きを読む

小林聡美、名作ドラマ「岸辺のアルバム」 舞台化は「今の時代も共感できる」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年2月19日

 小林聡美が主演する舞台「岸辺のアルバム」が、4月3日から上演される。本作は、数々の名作ドラマを世に残した山田太一が原作・脚本を務め、1977年に放送された連続ドラマを舞台化。一見平和で平凡な中流家庭の崩壊と再生を描く。ドラマでは八千草薫が … 続きを読む

Willfriends

page top