妻夫木聡「生きていてよかった」  バンクーバー国際映画祭観客賞を受賞

2014年12月18日 / 15:02

 会見に出席した妻夫木聡(左)と石井裕也監督

 フジテレビ開局55周年記念作品『バンクーバーの朝日』カナダ大使館、日本外国特派員協会共催会見が17日、東京都内で行われ、主演の妻夫木聡と石井裕也監督が出席した。

 本作は公開に先駆けて第33回バンクーバー国際映画祭でワールドプレミア上映され、観客賞を受賞。石井監督は「日本人の僕がカナダの映画を撮ったので、カナダの人にも楽しんでもらって納得してもらわなければいけないと思っていた。観客賞を頂いたことで、報われた、と思えてほっとしました」と喜びを語った。

 妻夫木も「とても刺激的でした。映画が娯楽を超えて、国と国、言葉も超えた結び付きが生まれる瞬間を感じて、『生きていてよかった、そういう瞬間に立ち会えてよかった』という感動がありました」と映画祭を振り返った。

 また、妻夫木は「今日は正直、皆さんに英語のせりふを聞き取ってもらえるか不安でした。上映が始まる前に(すでに観賞した方に)聞いたら『パーフェクトだよ』と言ってもらえたことがうれしかった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。最後に英語でのスピーチを頼まれると「無理です、無理無理」と苦笑しつつ「映画の中で話している英語が通じてうれしいのですが、僕は英語が話せません! すみません!」ときっぱり言い切って笑わせていた。

 映画は12月20日から全国東宝系ロードショー。


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