「ＡＢＣ座 ２０１４ ジャニーズ伝説」の公開通し稽古が９日、都内の日生劇場で行われ、Ａ．Ｂ．Ｃ－Ｚの橋本良亮、戸塚祥太、河合郁人、塚田僚一、五関晃一が稽古後に取材に応じた。
橋本は約半年での再演について「１年後というのはあるけど半年というのはなかなかない。たったの６カ月で再演できることを、僕たちＡ．Ｂ．Ｃ－Ｚは本当にうれしく思っています」と感謝を述べた。
戸塚も「半年という異例の早さでこの日生劇場に帰ってこられたのは応援してくれたファンの方のおかげ。その気持ちを大切に最後まで力強く公演していきたい」と意気込みを語った。
今回は、初演で好評だった第１部の初代ジャニーズの伝説はそのまま上演。第２部はジャニーズの半世紀に及ぶ長い歴史の最先端に位置する、Ａ．Ｂ．Ｃ－Ｚの伝説をノンストップのソング＆ダンスでつづる新作ミュージカルとなる。
塚田が「第一幕ではジャニー（喜多川）さんが“丸裸”になっているので、二幕では僕たちが“丸裸”にならなきゃいけないと思って。ちょっと恥ずかしい部分もあったんですが…」と内容を語った。
河合も「ジャニーズの皆さんに比べたらまだまだ伝説って言えないけど、最初は五関や橋本がいなかったり、普通の視聴者の方が知らなかった細かいところも描いているので、Ａ．Ｂ．Ｃ－Ｚはこういうこともあったんだよ、というのを自分たちの舞台で伝えられたら」とアピールした。
また河合は、本番を前に「準備万端」としながらも「二幕はなかなかジャニーさんのＯＫが出なくて、毎日毎日変更してやっとこうして皆さんに見せられる状態になった」と明かし「初めてジャニーさんのことを嫌いになりそうだった」と冗談交じりにその苦労を吐露した。
橋本も「昨日の夜の８時まで決まらなかった。もう明日本当に幕が開くのかな？ってビクビクしっ放しだった」と明かした。
ダメ出しの理由について河合は「やっぱりジャニーズの歴史に比べると僕たちの歴史はまだまだ浅いので、ジャニーさんの中で内容的に“ん？”って思うところがあったのかな」と分析しつつ「最終的にはちゃんとまとまって『最高だよ』って言ってくれました」とその出来に胸を張った。
最後に「もう１個いいですか？」と切り出した河合が「夏にＡ．Ｂ．Ｃ－Ｚのコンサートが決まりました」と発表した。会場はまだ未定だが「どの会場になっても自分たちらしく思いっ切り（ファンを）楽しませたいと思うので、ぜひ楽しみに待っていてください」と笑顔で宣言した。