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(左から)杉野遥亮、妻夫木聡、北川悦吏子氏、渡辺謙、原田知世、大政絢 (C)エンタメOVO
テレビ東京開局60周年特別企画ドラマスペシャル「生きとし生けるもの」記者会見が5日、東京都内で行われ、出演者の妻夫木聡、渡辺謙、原田知世、杉野遥亮、大政絢、脚本家の北川悦吏子氏が登場した。
本作は、人生に悩む医者・佐倉陸(妻夫木)と、余命宣告された患者・成瀬翔(渡辺)が「人は何のために生き、何を残すのか」という永遠の問いの答えを求めながら各地を巡るヒュ-マンドラマ。北川氏が脚本を担当した。
妻夫木は、「このドラマに参加させてもらって、自分と向き合い、作品と向き合い、命と向き合って、いろんなものを得ることができました。命がなくなる死というものは、何かを失うようなイメージがあったのですが、残される側の人たちは死というものによって生かされていく、力になる部分もあるんじゃないかなと。そういう勇気を与えてくれるドラマになっています」と見どころを語った。
渡辺は、北川氏から本作のオファーをメールで受けた際に、「北村さん自身が個人的にいろんな思いを持って(自身の)病に向き合っていらっしゃるということが書かれていた」と明かし、「僕は北川さんの気持ちを代弁しているみたいな役なんです。北川悦吏子が演じているときに降りて来ました」と撮影時を回顧。

主演を務める妻夫木聡(左)と渡辺謙 (C)エンタメOVO
また「生と死という深い話ではあるんですけれど、ある種、風のようなドラマだと思うんです。強風が吹いたり、雷雨に遭ったり、いろんな風はあるけれど、最後は本当に心地いいそよ風のように感じてもらえると思います。北川悦吏子の風を感じてもらえたら」とコメントした。
杉野は、印象に残っているシーンについて、「妻夫木さんと渡辺謙さんが2人でバイクに乗っているのがいいなと思いました。気持ち良さそうだと思いました」と話すと、妻夫木は「全然気持ち良くないぜ。渡辺謙さんを後ろに乗せて、すごい久しぶりに運転しているんだよ。一生懸命練習したけれど、芝居とはいえ、気が気じゃないですよ」と当時の心境を吐露。渡辺は「後ろは楽しかったけれどね」と話し、笑いを誘った。
ドラマは、6日よる8時からテレビ東京系で放送。
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