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(左から)二階堂和美、朝丘雪路、宇崎竜童、宮本信子、高畑勲監督、朝倉あき、高良健吾、田畑智子、上川隆也、坂口理子
スタジオジブリの最新作映画『かぐや姫の物語』の完成報告会見が7日、東京都内で行われ、声優を務めた朝倉あき、高良健吾、宮本信子、田畑智子、宇崎竜童、上川隆也、朝丘雪路、高畑勲監督、主題歌を務める二階堂和美、脚本を手掛けた坂口理子ほかが出席した。
日本最古の物語文学「竹取物語」に隠された“人間・かぐや姫”を描く。製作期間8年、総製作費50億円を掛けて完成した本作について、高畑監督は「作品を作ってきた苦楽を共に分かち合うという意味で、私は一緒に仕事をする人にあまり感謝しません。ですが、今回ほどありがたいという気持ちに満たされたことはありません」と万感の思いを語った。
主人公・かぐや姫の声を演じた朝倉は、「2年前のオーディションが昨日のことのよう。先日出来上がったものを見て、ここまで自分を支えてくださった多くの人に感謝の気持ちでいっぱいです」と語った。翁(おきな)役の故・地井武男さんにとっての遺作となるが、プレスコ(作画に先行して声を録音すること)に同席した地井さんを「全力でお芝居で向かってきてくださって、私はその姿に感動して引っ張られて、翁に相対するかぐや姫を演じることができました」としのんだ。
同じく媼(おうな)役の宮本は「若いころからよく知っていて、夫婦役もしました。何十年ぶりに会っても『お互い変わらないね』と肩をたたき合って、楽しく仕事をしました。今は、月で見守っているんじゃないでしょうか」としみじみ。また、作品について「日本人じゃなくてはできない、そういう映画になったと思います。世界に飛び立って、月まで行ってほしい」と自信をのぞかせた。
高良は「小さいころから好きだったジブリに参加できてうれしかった。空が好きで、スカイダイビングも好きで、ジブリは空の絵が多いのでそれに影響されているところもあると思います。捨丸という役で、ジブリ作品の中で空が飛べたので、本当にうれしかったです」と無邪気に喜んだ。
先日、長編製作からの引退を発表した宮崎駿監督について質問が及ぶと、高畑監督は「引退というのは本人がけじめをつけたかったからだと思うのですが、(考えが)変わる可能性も十分あると思う。長い間付き合ってきて、そう思います。そういうことがあっても全然驚かないでほしい」と語り、笑いを誘った。また高畑監督自身の今後の長編製作への意向を問われると「(先のことはまだ)全然考えていません。すみません」と語るにとどめた。
映画は11月23日から全国ロードショー。
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