松たか子「友達がいない方は家族や親戚に伝えて」 『小さいおうち』初日舞台あいさつ

2014年1月25日 / 15:18

 (左から)妻夫木聡、黒木華、倍賞千恵子、山田洋次監督、松たか子

 映画『小さいおうち』の初日舞台あいさつが25日、東京都内で行われ、出演者の松たか子、黒木華、片岡孝太郎、吉岡秀隆、妻夫木聡、倍賞千恵子、山田洋次監督が登壇した。

 本作は、中島京子さんの同名ベストセラー小説を映画化。昭和初期と現代を交差させながら、ある“秘密”の真相を描く。山田監督にとっては82本目の監督作となった。

 ヒロインの時子を演じた松は「皆さんが(時子に)共感していただけたかが心配ですが、今日を迎えられてとてもうれしいです。人それぞれに感じることがあっていいと思うのですが、私はこの映画について、『平等じゃない』ということが時代を作ったり、恋愛や友情を生んでいくのかなと思いました。お友だちがいない方は家族や親戚に映画の感想を伝えて、広げていってほしいと思います」とアピールした。

 山田監督は「(昭和初期と)今の時代を重ね合わせて、何が大事で、何が大事じゃないかということを皆さんの中で感じていただきたいと思います」とコメントした。

 また、2月に行われるベルリン国際映画祭のコンペティション部門への出品が決まったことについては「賞をもらえるかどうかでドキドキするので気が重いが、俳優、スタッフが心を一つにして完成させた映画なので、外国の皆さんにも何か伝わるものがあるんじゃないかと思う」と語った。


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